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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年06月01日

キャベツ畑に虫が来た

野菜作りは虫たちとのあくなき戦いでもある。とりわけアブラナ科の野菜を作るときは周到な作戦が必要だ。敵はアオムシ。ご存知のモンシロチョウの幼虫である。蝶の乱舞はなかなか優雅で、カメラ片手に蝶達を追いかけ回すマニアも少なくない。その気持ちは重々理解できるのだが、農夫の立場からは、コノヤローとなってしまう。露地栽培していたキャベツ畑がみごとにやられていた。アオムシの食害で骸骨状態だ。ネットや農薬を使用しないと、こうなるのが現実である。有機無農薬栽培・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・魅力的な言葉ではあるのだが。

          アオムシの食害でボコボコ状態です。結球すらしていません。
キャベツ畑に虫が来た

農薬使用は出来るだけ控えているので、防御はもっぱらネット栽培となります。キャベツの周囲をすっぽりとネットで覆い、モンシロチョウが侵入出来ないようにするわけです。それでも敵もさるもの、どこからか侵入しますね。今日は三匹のモンンシロがネットの中でダンスパーティ中でした。まったくもって、どこからはいったのか。

                      キャベツのネット栽培
キャベツ畑に虫が来た
                   ダンス疲れで一休み
キャベツ畑に虫が来た 

もっともキャベツのネット栽培なんて自家用だから出来ることです。これが商品栽培であれば数千個、数万個の数量となります。事実上、農薬使用なしでは栽培が不可能でしょうね。消費者の方が一個200円位で購入出来るのは、農薬のおかげといっても過言ではないでしょう。反面、キャベツを食べるのではなく実は農薬を食べているんだと言えるかもしれませんが。

             ネット内ではきれいに結球してます。食害も少ないです。キャベツ畑に虫が来た  

いかがでしたか。キャベツはほんの一例です。有機無農薬栽培で安心できる野菜を・・・・・・・・・・・そうした声は十分理解できますが、化学肥料や農薬を拒否しての栽培は困難というより不可能に近いかと思います。大事なことは化学肥料や農薬を頭から否定するのではなく、どうやってうまくつきあっていくかの方法論かと思いますが、いかがでしょう。農薬の怖さは、作り手である農夫自身が一番身にしみて感じてますから。


余談となりますが、アオムシの食害のあるキャベツは安心できる野菜かもしれません。だってアオムシが死なないのですから、人間様が食べてもまず大丈夫でしょう。もっとも、こうした野菜類は流通からは外されますので。





 



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Posted by とんび at 05:33│Comments(0)畑の作業
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