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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年06月27日

たった1個のリンゴ

朝靄の中で木の葉の間から赤っぽい色が・・・・・・・あれ~何だろうと覗いてみると、なんと1個のリンゴが。数日前のカリンの話ではないが、リンゴも8年前に植えた樹木である。二本植えて花だけは咲くものの、いまだ実を着けたことはなかった。それが1個だけとはいえ、確かに実っているのである。間違いなしのリンゴだ。興奮を抑えながらシャッターを押す。まずはご覧あれ。

               小さいとは言え、正真正銘のリンゴだ。
たった1個のリンゴ

リンゴは北国の果物、果たして南河内で育つのか、実るのか、半信半疑の気持ちで植えつけたのだが。たった1個とはいえ、みごとに実ってくれた。それだけで感謝、感謝、である。リンゴについては、以前に青森のリンゴ農家木村秋則さんのことを紹介したと思うが、本来温帯湿潤な日本の気候で、無農薬(無消毒)で育つような果樹ではないのである。木村さんは不可能とも思えた無農薬・無肥料によるリンゴ栽培に成功された。木村さんにあやかった訳でもないが、小生も無農薬・無肥料でリンゴの木を育ててきた。まさか実るとは思ってもなかったのだが。

            よくよく注意してみると、何と、かじられている。たった1個のリンゴ

どうも最初に発見したのは山里の小鳥達だったようだ。下半分がみごとにかじられている。たった1個だから、完全な姿を残していて欲しかったのだが。

               おいしい部分は良くしっているようだ。たった1個のリンゴ


これで南河内でもリンゴが実ることがわかった。これからは心して手入れしていこう。まずは最初に整枝作業だ。6月が丁度作業シーズン、余分な小枝や葉っぱを除去してやろう。太陽光線と通風が必要なのはどの果樹も同じ、光合成が出来るように配慮してやらねば。晩秋以降には剪定作業が待っている。それに本式にリンゴを得ようとすれば、摘蕾作業や摘果作業なども必要だ。来年は忙しく成りそう、もっとも楽しみながらの忙しさだから、これまた感謝の一言かな。





     「夜目遠目傘の内」ではないが、うっすらと見てる方がありがたいかな。たった1個のリンゴ



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この記事へのコメント
すごいですね!!来年はもっと実がなりますように!
木村秋則さんの本、「奇跡のりんご」が7月25日に幻冬舎から発売されます。ぜひ、ご一読ください!
Posted by tj at 2008年07月11日 03:31
たった1個のリンゴでした。最後の力を振り絞っていたのでしょうね。私が写真を撮った半日後に、落下してしまいました。ここでも実るんだよ・・・・・そんな風に語りかけたかったのかも知れませんね。

木村さんの事を知ったのは、確かテレビ番組が最初だったかと思います。まさに命がけでリンゴ作りに賭けられた半生に感動しました。残念ながら同じ道は歩めませんが、できるだけ近い手法を学びたいと思います。

そうですか。木村さんの本が出版されるんですか。全く知りませんでした。月末には、是非購入しようと思います。ありがとうございました。
Posted by とんびとんび at 2008年07月11日 07:26
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