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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年09月27日

ネギの王者

世にネギは数々あれど、王者と呼ぶにふさわしいのはやはり下仁田ネギであろう。好みはあるかも知れぬが、味、大きさ、貫禄等・・・・・・・・いずれも王者と呼ぶに値するであろう。始めてお目にかかったのは数年前だが、興味が高じて昨年は産地の下仁田町(群馬県)まで見学に出向いてきた。一面のネギ畑を想像していたのだが、眼前に広がるのはどこまでも続くコンニャク畑だった。どうもコンニャクの方が換金性が良さそうなのだ。余談はともかくとして、この下仁田ネギ、結構栽培が難しい。冬場の食品だが春先から1年がかりで栽培するのだ。4月頃種蒔きし、二度~三度の移植替えを経て、秋の今頃に最終の定植となる。

             師匠Nさんのネギ畑、無論全部が下仁田ネギだ。
ネギの王者

翻って、下記の画像は小生の下仁田ネギ畑です。少々貧弱ですがそれでも元気よく育ってくれています。小生はネギの栽培が苦手な分野で、種蒔きから挑戦すると大抵失敗してしまいます。最近はズルを決め込んで、師匠のNさんに定植用の苗を頂くようにしています。本年も甘えまして70本ほどいただきました。1回の鍋用としては1本あれば充分です。とてもじゃないが私宅のみでは消費できないでしょうね。ご近所行きとなりそうです。

            小生の下仁田ネギの畑です。師匠には負けますが。
ネギの王者  ネギの王者

ネギは他にも色々ありますが。大・中・小の3種類を作っておけば充分でしょう。小生の場合、大は下仁田ネギ、中は九条ネギ、小は細ネギを栽培しています。大は鍋用、中は煮炊き用、小は汁用・・・・・・・・です。無論、使い方は臨機応変に替えてはおりますが。

           中の九条ネギ、お好みやすき焼き等に大活躍しています。
ネギの王者
               小の細ネギ、もっぱら汁物に活用しています。
ネギの王者

ネギの不思議な使い方として、コンパニオンプランツという活用法もあります。何かの本で読んだと思うのですが、青虫がネギの汁と臭いをひどく嫌うそうです。従って、青虫が好むアブラナ科の野菜とネギとを併用栽培すれば良しとする手法です。小生も真似てキャベツの苗の横に平行して細ネギを植えてみました。やはり青虫の被害は少ないようです。ほとんど囓られていません。反して平行植えをしなかった白菜の苗は穴ぼこだらけです。遅まきながら細ネギを植え込みましたが。一度お試しあれ、安価で手軽な青虫防除の方法論かも知れないですよ。

          キャベツと細ネギの平行植え。ほとんど被害なしです。
ネギの王者
       細ネギの平行植えをしなかった白菜苗。ひどく囓られています。
ネギの王者

テントウムシダマシを退治するのにナナホシテントウムシが最適であるように、青虫防除には意外とネギが似合っているのかもしれません。いわゆる天敵の発想ですね。毒を持って毒を制する手法と言えば彼らに叱られますかな。極力、農薬を使用しないで野菜類の栽培を行いたいものですね。

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Posted by とんび at 05:20│Comments(0)畑の作業
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