2009年01月03日
新春の仕事始め
マイ農園では毎年1月2日が仕事始めである。正月休みは元旦のみ・・・・・・と言い出せばどこかの国の猛烈社員を想像するが、そんな勤勉な仕事人間であるはずがない。単に天の邪鬼で勝手気ままなだけの話である。こたつに入り込んで、お酒にお節にミカンに芸能テレビに、といった生活は1日で飽きるのだ。寒風の中で大地と格闘している方が、余程に爽快だ・・・・・・・・・と思っているのだが、現実には寒い。特に本日は時折に白い物が混じり、小雨が降ってきた。年末はまだしもの天候だったが、正月にはいって急激に冷え込んだようだ。仕事始めは畑起こし、いわゆる土塊を引っ繰り返す作業である。スコップや備中鍬で凝り固まった土を掘り返し、土中に空気を送り込んでやるのが目的だ。冬場の定番でもある。
本年最初の挑戦地、こり固まってコンクリート状です。
土が硬いと備中鍬よりスコップの方が効果的だ。足腰には負担がかかるが、少しづつ堀り込んでいく。引っ繰り返した土塊には籾殻をまぶしていく、土壌改良の基礎資材だ。本当は堆肥を準備したらいいのだが、結構に面倒くさいので籾殻で代用している。土塊はこのまま放置して、春先に耕耘作業を行う予定だ。本日の作業地は水はけが悪いので、里芋の栽培地に予定している。里芋は水分を好み、夏場などは定期的に散水の必要性がある。流水のない現場では、多少でも水分のある土地が望ましいのだ。
スコップでの人的作業が続きます。結構な力仕事です。
小生の土壌改良資材です。もらい物の籾殻、田圃からのお土産ですね。
10時過ぎに畑に出向き、昼食抜きで3時過ぎまでは頑張ろうと思っていたのだが、氷雨には叶わない。風邪をひいてもつまらぬと言い訳しながら1時過ぎには中断してしまった。途中、白い物が沢山落下したがヒョウだったのだろうか。仕事始めは小生のみではないようで、刈払機の音が結構やかましい。近くの森で草刈りをやっているようだ。この御仁も優雅な正月に辟易しているのだろうか。
冬場の棚田はひっそりとしています。草刈りの必要性が薄いのがメリットかな。
山間部の谷間にあるマイ農園も休眠状態です。クマさんと一緒かな。
小雨混じりの天候とはいえ、3時間ちょっとで仕事始めは終了。フルタイムは想定して無かったけど、半日にも満たない作業でした。時間に制約されず、意志と天候と体調とで融通無碍に動けるのが、農作業の一番のメリットでしょうか。これが勤め人であれば、タイムレコーダーに制約されますよね。チャップリンのモダンタイムスを連想するようで、現役時代にも馴染めぬ機械でしたが。