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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年01月05日

トンネルの効用

当たり前のことだが冬は寒くて冷たい。人間様にとってもやっかいな気象条件だが、野菜達にとっては尚更であろう。何せ、自分たちで防寒対策を取ることが出来ないのだから。縮こまって震え上がっているのだろう、どうしても成長が遅く、場合によっては枯れ果てる奴も出てくる。正直なものである。そこでと言うわけでもないが、人間様が対応策を取ってあげる必要性が出てくる。ハウス農業が出来れば理想的なんだが、資金も資材もなく、やっとこさ出来るのがビニールトンネルだろうか。こいつがなかなかの優れものなのだ。小生のビニールはUさんからの頂き物、なんでもハウス農家の使用済み廃棄物だとか。

          小生のビニールトンネル、内容物はチンゲンサイなのだ。
トンネルの効用

さてトンネルの効用を検証してみよう。成果物を見比べするのが一番早いだろう。検証品目はチンゲンサイ、冬場の定番野菜でもある。苗床に種蒔きして育てたが、同じ苗が 1.移植して露地栽培 2.苗床のまま 3.トンネルに移植・・・・・・・この三種の方法で栽培中なのだ。
無論同じ苗なのに番号が後ろ程大きく成長している。つまり発育状況が良いのだ。人間も同じかもしれないが、環境が発育に与える影響の大きさに脱帽せざるを得ない。孟母三遷の教えは、今も生きている真理かもしれないな。


1番の移植して露地栽培中のチンゲンサイ。
トンネルの効用 

2番の苗床のままで栽培中のチンゲンサイ。
トンネルの効用

3番のトンネル内に移植して栽培中のチンゲンサイ。
トンネルの効用

いかがでしたか、トンネル内のチンゲンサイが一番大きいでしょう。無論、私宅の食卓にあがっているのはすべてトンネル内で成長したものです。やはり寒気が遮られるのと内部温度が高くなるのが影響しているのでしょう。苗床のは、種から育ったままなので根が成長しているのと、押し合いへし合いの競争原理からか、移植して露地栽培のものよりは発育がいいようです。かように、同じ苗であっても育て方で成長具合ががらりと変化します。子育ての際にも考慮しなければならない視点でしょうね。

             食卓へ移動した跡地には苗床からの補充を。    
    トンネルの効用   

たかだかチンゲンサイですが、こうして見るとなかなかにおもしろいものですね。育て方次第で結果ががらりと変わってしまう、恐ろしい程の差異です。あと、水やりや肥料の問題もからんできます。だが一番の影響力はやはり太陽光線でしょう。如何にして太陽光をたくさん投射してあげれるか、この一点にかかっているかと思います。農作業にとっては太陽がすべて、農耕民族の社会で太陽神が生まれたのも当然かも知れません。   

トンネルの効用

正月にしては良く晴れてくれました。伊丹空港からの便でしょうか、ジェット機が頻繁に上空を通り過ぎていきます。航空会社のロゴも明確に見えます。世間様ではボチボチ帰省からのUターンなんでしょうか、又、本日からはビジネスマン達の戦いの日々が再開されるのでしょうね。



 







 



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Posted by とんび at 05:11│Comments(0)畑の作業
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