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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年05月09日

カアチャンパワー

どうも我が国は女系社会ではないのか、そんな気がしてならない。女性が力を握り社会を実効支配する、何と馬鹿なことをとの批判もあるかもしれないが、事実は案外そうした内情ではなかろうか。数百年・数千年の昔、婚姻形形態は妻問婚であったし、その後共同生活に転じたとはいえ、一家の実権を握っていたのは女性であろう。我が国には山の神(トモロス)という言葉が残っている。何気なく使っている配偶者の尊称ではあるが、神としての全能性を持っていることの証ではあるまいか。かって、孫悟空が世界の端から端まで飛び回って力を誇示したという話があるが、実態はお釈迦産の掌の中であったそうだ。ご同輩の仲間の衆も似たような境遇に日々悲哀をかみしめておられるのでは・・・・・・・・・失礼、そんなことはないか。


  新しい道の駅「いずみの里」です。関空への路線上にあり南河内のお隣さんです。
カアチャンパワー
          店内には喫茶・食堂もありお弁当も販売されています。
カアチャンパワー


改めて世の実態をつらつらと考えたのは、つとに女性の起業が盛んだからだ。男性群は得てして既存の組織にはいり、一定のポジションを狙おうとする。ところが女性の場合は組織そのものを作っちゃえ、との発想になるようだ。全く違った視点で企業を立ち上げ、みごとにレールに乗せる事例が増加しているようです。つい最近もこうした事例に遭遇しました。南河内ではなくお隣の泉州地区ですが、農家のカアチャンおよそ50名程が集まり、資金を出し合って農事組合法人を立ち上げてしまったのです。そしてパン工房や食堂或いは自前の果樹や野菜類を販売するに至って、企業活動と全く同様な展開をやり遂げてしまったようです。


         米粉を使った手作りのパン工房です。米も地域産のようで。
カアチャンパワー
                この地域は柑橘類の宝庫ですね。
カアチャンパワー
         野菜類も当然地元産です。カアチャン達の作品かな。
カアチャンパワー


南河内から関西国際空港(関空)へと直行するR170号線沿いの和泉市内にあります「いずみの里」です。施設は行政が準備したようですが、運営はすべてカアチャン達がまかなっているようです。小雨降るある日立ち寄って見ました。当地の「道の駅かなん」と似たような構築ですが、圧倒的に駐車場が広いのとカルチャーセンターを併設しているのが大きな相違でしょうか。それと関空行きのリムジンバスが停車するようです。河内長野を毎時0分に発車するバスがここに寄り毎時20分発車となっていました。和泉周辺から世界中に飛び立って行けそうですね。


       だだっ広い駐車場がとても印象的でした。観光バスもトイレ休憩に。
カアチャンパワー
                   店内風景のワンショットです。
カアチャンパワー


店内を覗いてみましょう。先ず目に付くのがパン工房、道の駅かなんと同じで米粉パンを製造販売しております。それと柑橘類の本場だけあって各種のミカンが今も山積みされていました。野菜類や花卉類は無論、ジャムや餅或いはお茶類の加工食品等が多数そろえてあります。これもカアチャン達の作品のようですね。それにしても和泉のカアチャン達は何とも逞しく創造力豊かであるようです。トウチャン達がいなくても充分自立して生き抜いていかれそうですね。かように各地の道の駅や直売所などを事実上仕切っているのは、いずれも地域のカアチャン達のようです。かっての我が国のみならず現在も又女系社会ではと考えるのも無理のない話でしょう。自宅の山の神のみならず、地域も或いは企業社会も国家も事実上は山の神が仕切っているから、案外とうまくまとまっているのかも知れないですね。


        花卉類もお手の物、自家用に作られた物が店頭に並びます。
カアチャンパワー
        極めつきはこれ、カルチャースクールが併設されています。
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