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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年05月20日

天敵襲来

朝からPCの調子が悪くネット接続が出来ませんでした。あれこれいじってましたがうまくいかず、思いあまって親機(アクセスポイント)の電源を切って差し込んだら回復しました。こんな事もあり~なんですね。


谷間の農園を借用して10年あまりが経ちますが平穏な生活が続いておりました。太平の眠りを覚ます蒸気船たったシハイで夜も眠れず・・・・・・・・・・ではありませんが、びっくらこいたの事件が勃発。なんとジャガイモ畑とサトイモ畑が荒らされていたのです。小生の農園は谷間のかなり傾斜地を下った下にあり、通行人が気軽に立ち寄れる場所ではありません。状況から見て多分イノシシかアライグマでしょう。彼らが出没してるとは聞き及んでおりましたが、自分には関係ない事と正直いって他人事でした。とうとう谷間の農園にも出てきたようです。何度かレポートとしましたが、ここは急な傾斜地の棚田の跡であり、かっては美しい棚田が階段状に連なっていました。丁度、小生が借用しだした頃から農耕を止める人々が増加し、いつのまにか原野へと変貌してしまったのです。彼らにとっては絶好の環境が人間様の都合で出来上がってくれたのでしょう。

 
        掘り返されたジャガイモの種芋、人間の仕業でなないですね。
天敵襲来
                 こんな状況があちこちに。
天敵襲来


休耕や耕作放棄を非難することは簡単です。でもそれでは問題は解決できません。何故こうした現象が生まれるのか、素人なりに考えて見ます。やはり一番大きな要因は農家が農では食べて行けなくなった、これが最大要因ではと推測しております。もう一つは安ければ何でも良い式の発想がまかり通っている事ではないでしょうか。両者は関連しています。ご承知のように米価を中心とした農産物の価格は低迷しており翻って農耕用機械類や資材などは高価で多種類にわたり、早い話が採算に合わないのが現状です。それでも農の担い手達は頑張って食料生産に努めてこられたが、高齢化と後継者難で次第に農を止めざるを得ないのでしょう。もう一つは外国産の食材、とりわけ近隣各国から安い食材が大量に導入されています。輸入そのものは否定しませんが、安さのみに飛びついて食料を外国に依存するという方式は国防上も疑念を持たざるを得ません。自給率100パーセントを超えるような国々には及びませんが、大半を自前で賄える国作りを目指すべきではと思案します。


                     こちらはサトイモ畑です。
          天敵襲来


農水省を非難するだけではこれまた物事の解決にはならないでしょう。彼らが進めている大規模集約農家の育成という方法論も否定はしませんが担える役割は部分的かと思います。地形上からも我が国が出来るのは、小規模零細農家が兼業でも継続できるような方策ではないでしょうか。そして我々が応援できるのは彼らに直接お金が渡っていくようなシステムを構築することでしょう。具体策として機能しているのが各地の直売所や道の駅等での販売ではないでしょうか。ここでは出荷者は近隣の零細農家が大半です。彼らの生産物を購入することで、農の育成への間接的なエールとなっているのではないでしょうか。ブログをご覧の方々にもお願いしたいと思います。少々遠かっても直売所等へのお出かけを是非にと要望します。新鮮で安価な食材が多数並んでいますよ。


       かっての棚田の跡です。どこから見ても想像できないですよね。
天敵襲来


農園の荒らしからとんでもない方向へと脱線しましたね。イノシシやアライグマにも敵意はないのですが、要は共存が困難な環境に問題があるのでしょう。アライグマは外国から持ち込まれた動物、ペットの野生化でしょう。イノシシの出没は、もっと奥地で生活していたのだが、彼らの領域と人間の領域とが区別出来なくなった故でしょう。いずれも要因は人間側にあるようです。農家が元気を取り戻し、農の継続が可能であればこうした問題も多くは解決出来るかと思います。石破農水相が農水族と官僚とに挑戦を挑んでおられるようです。注目しながらも、我々は我々が出来うることを実践していきましょう。



        原野にはこんな素敵な一面もあります。名称は不明ですが。
天敵襲来


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Posted by とんび at 07:12│Comments(0)畑の作業
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