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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年05月25日

国境を越えて

当地は河内の国、お隣は紀の国や和泉の国で、当然国境線には関所があり門番が警護を固め通行改めを・・・・・・・・というのは数百年の昔の話。今は織田信長の楽市楽座ではないが、流通も人の往来も自由きままである。小生も気軽に国境を越え他国へと走り回る。今日は紀見峠という国境線を越えて紀の国へと旅立とう。1ヶ月ほど前に依頼していた刈払機の修理が終わったようだ。車だとほんの数十分程度、構えるほどの距離でもない。和泉山脈の北端でもある紀見峠はトンネルが出来ており大多数の車はトンネル経由で橋本へとはいりこむ。小生は天の邪鬼、人の行かない裏道を通るのが好みのようで、旧の高野街道を通って紀見峠へ。ここは数学者の岡潔氏の生まれ在所でもある。

        
    河内国と紀州国との国境線、紀見峠です。さすがに超える人は少ないですね。
国境を越えて

国境を越えて 国境を越えて 


車を止めてしばらく散策していたらおもしろい物を見つけた。ここらで言う地蜂の箱である。養蜂業者の西洋ミツバチではなく国産の日本ミツバチを巣箱に絡め取り、蜂蜜をいただく算段のようだ。蜂がいるのか覗いてみたが、2~3匹が出入りしただけであった。蜂蜜とはご対面できるのだろうか。金剛山系も植林帯が多くて花々も少ないと思うのだが、蜂たちは何の花から蜜を集めているのだろうか。


           地蜂の箱、ご丁寧に所有者の名前まで記載してました。
国境を越えて
       こんな花から蜜を採種しているのでしょうか。巣箱のすぐ近くで。
国境を越えて


目的地のお店に着いたのが4時頃、前回のミニ耕耘機に引き続き刈払機もみごとに修復してくれたようだ。ここは農専門のホームセンターで修理工房を備えている数少ないお店でもある。今時、修理の売り上げなど微々たるものであろう。修理の依頼に来られた客にも新型機を勧めたほうがマージンも大きいだろうに、律儀に細かい修理を請け負ってくれる。今回の小生の場合も、刈払機はM社の製品でお店では取引のない会社であった。それを本社と掛け合い、M社と委託販売契約までして小生のためにパーツを取り寄せ修理してくれたのだ。1ヶ月もかかったのはそうじた事情が存したからである。店長のSg氏には本当にお世話になりました。ここまでユーザー本位で動いてくれるお店も少ないだろう。あえてお店の実名も紹介しておきましょう。お若い青年店長の将来を嘱望したいと思います。


   とことん修理にこだわってくれた農業屋のお店、名の通りで農の専門店です。
国境を越えて


私宅に持ち帰り早速に試運転、ワンタッチでエンジンがかかります。前より心なしかエンジン音が快適なようです。少々古びてくたびれていますが、使い込んだ道具は自分の手足のような物、新しければいい訳ではありません。メンテナンスを丁寧にやりながら物理的な限界まで使い込んでいこうと思っています。下記に画像をあげておきます。ま新しい色のスターターが交換した部品です。黒色のパーツ本体と青色のスターターロープが周囲の色とアンバランスですね。購入して既に4年ぐらい使用していますか、相当に酷使しており、かなりの無理がかかっているとは思います。師匠のように同じ機械を修理しつつ、数十年も使い続けられたら機械も使用者も大満足でしょう。そうありたいと願っています。


   元気になって戻ってくれた刈払機、古いが小生にとっては使い込んだ名機です。
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