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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年09月09日

秋ジャガ植えよう

ジャガイモは年に2回収穫できる。主食でこんな便利な食料は無いであろう。ヨーロッパ人が依存するはずである。但しナス科の特性か連作障害が出やすいのが少々の難点で、毎年植栽の場所探しに難儀する。とあるジャガイモ産地では大型トラックを使用して毎年土の入れ替えを行っているそうだ。欧州ではどんなだろうか、彼の地のジャガイモ事情に詳しい方、ご教示下さいませ。
さて個人の栽培ではそうたくさん作るわけではない。小生も6月頃に収穫したジャガイモがまだ残っているので、どうしようかとも思ったが、少量だけ種芋を購入して植え付けることに。


        今回の主役、長崎産のデジマです。当地では秋作用に利用されます。
     秋ジャガ植えよう


ジャガイモは春作と秋作との二種類だが、先輩方の意見を聞いてると、品種を違えた方が良さそうだ。春作はダンシャクかメークイン或いはキタアカリを作るのが多く、秋作はデジマかアンデスレッドが選ばれやすいようだ。小生も見習ってデジマを1キロ購入した。名前のとおりで長崎県で開発された品種で九州地方での栽培が多いようだ。個数で15個ほど、僅かな量である。師匠の話ではこれを二つか三つに分割して種芋とするのだとか。小生の場合、多くの量を必要としないことと面倒くさいのとで、そのまま種芋とする。


           1キロほどの種芋を購入しました。個数にして15個ほどです。
     秋ジャガ植えよう


栽培法だが特別なテクニックが要求される程ではない。但し、種芋の上部に芋が出来る特性から、数度の土寄せが必要だ。従って畝の中に溝切りをして、溝の底に埋め込むのがベターな方法であろう。無論、元肥は必要で、種芋の埋設と同時に埋め込んでおく方がいい。小生の場合は、主に鶏糞と化成肥料それに雑草を焼却した灰などを利用している。追肥はあまり必要無さそうです。


             まずは畝作りからスタートです。高畝が良さそうですね。
           秋ジャガ植えよう


植え込んで2~3週間すれば発芽してきます。1個の種芋から4~5本の芽が伸びてきますので、芽欠き作業が必要となってきます。どの程度行うかは全くの個人の好みで、これがベターだとする方法論があるわけでは無いようです。基本線として押さえておくのは、芽欠きが少ないと小さなジャガイモが沢山でき、芽欠きが多いと大きなジャガイモが少量できる・・・・・・という経験則です。まあ、適当でいいかと思います。


        鶏糞を大量に準備しました。使用頻度が高いものです。1袋15キロです。
     秋ジャガ植えよう


大半の方がご存じかと思いますが、ジャガイモは毒性を有するので要注意でもあります。特に芽の部分と緑色に変色した部分とは食用と為さらないで下さい。ものの本によるとソラニンやチャコニンと呼ばれる毒素があって、場合によっては死に至る場合もあるようです。対策はジャガイモを日光に当てず暗所で保管して、使用するときには芽や緑色の皮などを除去するのが基本的な方法論のようです。


             溝を切って種芋を配置した所です。溝の底に埋め込みます
            秋ジャガ植えよう
             溝には雑草を燃やした灰もまいておきます。カリ肥料です。
     秋ジャガ植えよう


春作は4ヶ月ほどで収穫ですが、秋作は若干早めのようです。理由は不明ですが3ヶ月強で収穫できるようですね。正月前には新ジャガを賞味出来るかと思います。ささやかな楽しみが待っております。






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Posted by とんび at 05:18│Comments(0)畑の作業
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