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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年09月30日

渋柿からのSOS

秋たけなわで、彼方此方の柿の木も朱色に染まり、まさに収穫直前といった風情でしょうか。地主のばあさまの柿の木もいい色をしています。草刈りも済ませ、軽やかで穏やかな農村風景を醸し出しております。やれやれと思っていましたら、藪の中からSOSの声が。よくよく見たら、急な傾斜地に渋柿が2本忘れられたように取り残されてるではありませんか。セイタカアワダチソウや茅のブッシュがひどく、藪の中に埋もれております。


               完全なブッシュの中に柿の木が埋もれております。    
     渋柿からのSOS
             セイタカアワダチソウかと思います。優に直径は2センチ以上。
     渋柿からのSOS


何とか救出作戦をと思っても、傾斜がきつく足場が悪く刈払機は使えそうにありません。足場を確保しながら鎌を使うしか無さそうです。例の、トモロスで下草刈りに使用している長柄鎌です。セイタカが直径2センチ位はあり、左手で束ねて右手で切り倒します。すんなりと切れるようなヤワではなく、二度三度の切り込みが必要です。柿の木もブッシュに覆われていた故か、実が青々として場所のいい柿の木と雲泥の差異が生じています。太陽光線の力は偉大なものですね。

             ブッシュに覆われた柿の木の実です。青々としています。
     渋柿からのSOS
         日当たりのいい場所の柿の木の実です。収穫直前といった感じですね。
     渋柿からのSOS


このセイタカが梯子代わりとなって、葛などのツル性雑草が柿の木に登っております。小奴が又柿の樹冠を覆って太陽光線を妨害するのですね。画像をご覧になって下さい。数十メートル離れた木の柿の実とブッシュに覆われた柿の実の違いを。果樹の栽培には、人間の手助けが如何に必要か一目瞭然かと思います。成長を妨害するのは病害虫のみではないのです。


               本日の武器は、分厚い刃を持った長柄鎌です。
     渋柿からのSOS


手入れの行き届いた柿の木は見事なほどに成長し、季節に合わせた色合いに変化しております。収穫もまもなくで、渋抜きや干し柿作りが楽しめそうです。柿は甘柿よりも渋抜きした渋柿のほうがおいしいようですね。当地では、渋柿はヒラタネ甘柿はフユウガキが大半のようです。お隣の和歌山県側には干し柿の産地があって、串に刺された干し柿が見事なほどの景観と成って秋の風物詩を演出します。時間が取れましたら、後日にアップしたいと思います。


            手入れの行き届いた柿の木です。見ていてもホッとしますね。
     渋柿からのSOS


さて作業中の救出作戦、本日中に完了をと思ってましたら雨模様となってきました。野菜類にはありがたい天候ですが、作業は中断とせざるを得ないようです。気分が乗ってる時に一気にケリをつけたいのですが、お天気だけは無理がききません。再度のアタックと致しましょう。


              こんな時期にプラムが花を。春先と勘違いしたのでは。
     渋柿からのSOS
                 柿の葉にはおもしろい物がくっついていました。
     渋柿からのSOS









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Posted by とんび at 05:12│Comments(0)畑の作業
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