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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年10月20日

籾殻での土壌改良

当地でも大半のところで稲刈りが終了のようです。こうなってきますと田圃の工場がフル稼働となってきますね。農家の副業でしょうが、田圃の中に機械を据え付け、にわか工房とあいなるのです。そう、籾すり場とも呼ばれます。農家の機械化は進んでますが、籾すり機まで装備してる家は少なく、大半が工房のお世話と成っています。我々もお世話になるのですが、今回は廃棄物のお話。籾すり場では大量の籾すりを行う結果、廃棄物としての籾殻が山ほど出来上がります。これが又役に立つんですね。


              籾すり工房の廃棄物、我々にとってはまさに宝の山ですね。
     籾殻での土壌改良


小生も毎年のように戴きに上がり、土壌の改良に活用しています。本当はくん炭と言って、籾殻を炭化させてから使用するのが良いのですが、時間的猶予がないのでそのまま使用しています。小生の車では大きめのビニール袋で5袋位が積載可能、従って何度もの往復とあいなります。声がけすれば快く分けてもらえるので、大勢の農家が押し寄せるようです。本日も数人の方がご一緒でした。ご参考までに工房の一端を画像で紹介しておきましょう。1ヶ月ほどの臨時工房なので簡素な作りです。


                  ちり取りでひたすら袋に詰め込んでいきます。
     籾殻での土壌改良
        お仲間の衆も四輪駆動車でご出動のようです。これだと大量に運べますね。
     籾殻での土壌改良


籾殻は工房にとっては廃棄物で処分に困られるようですが、我々にとっては宝の山。昔の農家のように落ち葉を拾い集めて堆肥を作ればいいのですが、このご時世そんな悠長な手段はなかなか講じれません。その点、籾殻は即座に使用可能なので大変に助かります。土壌の中に放り込んでおきますと、時間は掛かりますが地中で腐り肥料と成ります。又、そこまでいかぬ間は土壌中で隙間を作り、水はけや養分の浸透を助けてくれます。これが全くの無料で頂けるのですから、有り難い事です。仲間のIk氏は畑の通路に敷き詰め、高速道路だと喜んでおります。


             工房の籾すり機です。毎年この場所で活躍してくれます。
     籾殻での土壌改良
            成果品の玄米ですね。依頼主の到着を待ちわびているようです。
     籾殻での土壌改良


そうそう「籾すり」と言っても農にご縁のない方は想像が困難かも知れませんね。かっての小生もそうでした。農家の方との話で理解不能な単語が多くて不自由したものです。籾すり関連の用語を簡単に説明しておきましょう。

  ◇脱穀・・・・・・・刈り取った稲穂から籾を分離する作業
  ◇籾すり・・・・・・籾から籾殻を分離して玄米とする作業
  ◇精米・・・・・・・玄米からぬか等を分離して白米にする作業

わかってしまえば何てことはないのですが、業界に関係のない場合は想像付きにくいのが現実でしょう。他の分野でも同じ事ですね。


              小生の1回分です。これだけしか車には乗りませんね。
     籾殻での土壌改良


さて畑の作業も画像でご覧下さい。対象と成る畑にばらまいて耕耘機で攪拌するだけの話です。これだけで充分土壌の改良と成ってくれます。但し、時間は結構掛かりますけど。


            畑にばらまいて土壌の改良とします。時間が掛かりますね・
     籾殻での土壌改良
            散布した後を耕耘作業すれば見事に地中に埋設されます。
     籾殻での土壌改良










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Posted by とんび at 05:07│Comments(0)畑の作業
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