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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年10月21日

難儀な柿の行く末は

甘柿が何故渋い・・・・・・・と大騒ぎしていた例の柿だが、いつまで待っても甘くならない。Kさん説では太陽光線の加減で渋味が強くでる品種があるとかないとか。問題の柿は畑の中央部で他に障害物は無し、日当たり抜群の環境である。こうなってくると考えられるのは一つ、7~8年前に柿の木を何種類か植栽したのだが1本は選定を誤って渋柿の品種を選んだのでは・・・・・・・・・・。立派な柿にも関わらず渋いのはそうとしか思えない。昨年までは実が付かなかったようで本年が最初の収穫、試練の時だったのかも知れませんね。


           問題の柿の木です。最終的には選定を誤った渋柿では・・・・・との疑い。
     難儀な柿の行く末は


さて渋柿だと仮定すれば、どうやって活用するか。食用とするなら「干し柿」と「渋抜き」しか方法論が無さそうですね。とりあえず問題の樹から大半の柿を収穫し選別にかけます。傷がいったもの、柔らかめの物は除去し、程度の良い物だけを抽出します。そして干し柿班と渋抜き班に分別。あとはセオリーどおりの作業を続行することになります。まずは干し柿、皮むきして4個ほどを紐でつなぎ、庭の物干しにぶら下げます。後は雨と夜間を避けて天日干しです。日数的には不明ですが、焦げ茶色に変わってくれば食べ頃かと思います。


           まずは干し柿作りから、無論、小枝を付けて収穫しています。
     難儀な柿の行く末は
           皮むきして庭の物干しで天日干しとします。おなじみの光景ですね。
     難儀な柿の行く末は


続いては渋抜き作業、これは何度も失敗して昨年からどうにか活用できるようになりました。キーは焼酎のアルコール度と密閉状態でしょうか。まずは柿をから拭きしへたを除去します(残す方が多いようです)、そして深めの皿に焼酎(アルコール度の高い物がいいようです)を入れ、ここに柿のへた部分を付け込んでからビニール袋に収納します。古新聞を敷いて柿を並べその上から薄く焼酎を吹きかけます。ビニール袋は密閉して空気の出入りが無いようにするのがコツですね。冷暗所に1週間から10日位保管すれば食べれるようになってきます。柿農家の方はこんなまどろっこい方法論ではなく、炭酸ガスの一拭きで解決のようです。


             続いては渋抜き用の柿です。こちらは小枝は必要ありません。
     難儀な柿の行く末は
         焼酎の中にへた部分をたっぷりと付け込みます。アルコール度の高い物で。
     難儀な柿の行く末は
                    ビニール袋を二重にして密閉します。
     難儀な柿の行く末は


簡単な作業ですが手間を厭わずに実行為さってみて下さい。渋柿が甘柿と成って美味しく賞味出来ます。甘柿よりは渋抜きした渋柿の方が美味しいようです。地域によっては上記のビニール袋を一晩お風呂に付け込む手法もありますが、お勧めしません。柿の傷みが早いようです。何でもそうですが熟成には時間が必要ですよね。


        リュウノウギクだろうと思います。秋本番ですね、キク科の最盛期のようです。
     難儀な柿の行く末は

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Posted by とんび at 05:12│Comments(2)畑の作業
この記事へのコメント
柿、手がかかりますが渋抜きスレが美味しくなりますものね!
楽しみですね。

私も河内長野に住んでいた頃には、ご近所から渋柿をいただいて、段ボールに詰めて焼酎を吹きかけたものでした。
あの甘さは、特別に感じます自分で手間をかけるからでしょうか?
Posted by 森のどんぐり屋 at 2009年10月25日 08:25
こんばんは。
柿の甘さはどこからくるのでしょうね。
おっしゃるように、何故か甘柿よりも渋抜きの方が甘いようです。

そう言えば、焼酎で渋抜きしたのが丁度1週間立ちます、まもなくです。
お近くなら差し上げますのに。

本日は高野街道祭りでたいそう賑わってましたよ。
街道筋を歩いていても、目に付くのは朱色の柿の実。
やはり秋の風物詩なんでしょうね。

現在は街中でお住まいのようですが、原風景はアカトンボの舞う里山風景ではないでしょうか。
Posted by とんびとんび at 2009年10月25日 22:35
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