田舎暮らしはとんびの里で　Ｖｅｒ１

冷え込みが続いていますね。寒風が吹きすさび、路傍には人影も疎らな状態、当然田畑には誰も見受けず・・・・・・・・そんな日々が続いています。農閑期ということもありましょうが、チト寂しい限りですね。寒空の中でこそ肉体労働が映えるもの、行政から与えられた施設に保護されて、やれ社会が悪い、仕事が提供されない、人権侵害だ・・・・・・・・等々のゴタクを並べてるよりもツルハシ握った方が健康的且つ建設的かと思うのですが・・・・・・・・。さて、余談はともかくとして、肉体労働に勤しむことと致しましょう。冬場は田畑の荒起こしの季節でもあります。条件の整った田畑であれば、トラクターなり大型耕耘機なりで瞬時の作業ですが、谷間の棚田では純肉体労働となります。いわゆる鍬とスコップによる人海戦術ですね。

　　
　　　　　　　未だ見ぬ春を感じ取っているんでしょう。新芽が小さいながら膨らんでいます。
　　　　　
　　　　　　　　　　　　残念ながら小生には、花芽と葉芽との区別が困難なようです。
　　　　　　　　　　

小生の農園でも作物を植え付けていない耕作地がけっこうあります。そうした場所を鍬とスコップでボチボチと掘り起こしていくんです。土が砕かれ軟らかく細分化されて土中に空気が入りやすくなります。ついでに籾殻などを混入しておくと土壌の改良にもなり、春先の植え付けが容易な作業となります。身体を使う作業ですから、汗ばむとまではいきませんが結構暖まります。頬にあたる寒風が心地よい位で、冬場の作業も捨てたもんではありませんね。時間はかかりますが、起こした跡地をみればそれなりの達成感も味わえます。残念な事は半日、１日と作業をやってもそうたいして進捗しない事でしょうか。


　　　　　　　　　　　　　　　冬場は耕作していない場所が結構たくさんあります。
　　　　　
　　　　　　　　　籾殻を鋤き込むような格好で畑を起こしていきます。春への対策です。
　　　　　

田圃も荒起こしをやっておくべきなんですが、こちらは鍬とスコップという訳にはまいりません。面積が格段に相違しますので、機械力がないと困難ですね。借用物で動いてる我々の米作りチームは、諸般の事情に左右されますので、柔軟性に欠けます。時期を見計らって対応策を講じる事としましょう。仲間の衆も寒いので引っ込んでおられるのか、松の内は作業を手控えておられるのか、ここ数日は田畑に姿がないようです。何事も先手必勝、先んずれば何とやらですから、出動を期待したいと思います。いつものお店に立ち寄ったらジャガイモの種芋がてんこ盛りとなっていました。当地の植え付けは２月の中旬以降あたりですが、早めに購入して芽出しの作業にかかられるようです。水面下では、既に春先の農作業が深く静かに先行しているようですね。    


　　　　　　　　　　　　　人力作業でも時間を掛ければそれなりの成果が出ます。
　　　　　
　　　　　　　　　　しんどいですが、達成感の満足は大きく、ダイエットへの一助にも。