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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年01月25日

泥縄仕事

かって漂泊と流浪の生活を余儀なくされたサンカの人々は、文字を持たなかったが故に口伝で文化と生活の知恵を子々孫々に伝えて来たという。縄文人の末裔との一説もあるが、縄文人と弥生人との抗争史を鑑みれば、高い生活文化と鉄器文明を持った大陸系や半島系の人々に敵うはずもなく、被抑圧者の立場へと追いやられるのは自明の理かも知れない。現在、我々が何気なく使っている諺、「はなより団子」・「夜目遠目傘の内」・「地獄の沙汰も金次第」・「果報は寝て待て」・「灯台の下くらし」・「寝た子は起こすな」・・・・・・・・・・・・・・・といった言い伝えはこの口伝に該当するとか。真偽の程は定かでないが、あながち無関係とも言い難い。学校の歴史教育の中では全く出てこない領域で、表の歴史に対する裏の歴史とも言えるかも知れませんね。


          収穫期は過ぎてるようです。お腹を空かした旅人用に残してるのかな。
     泥縄仕事

真相の究明は学者の方にお願いするとして、この言い伝え(口伝?)があまりにも深く我々の生活の中に溶け込んでいることに驚きます。我々も縄文人の子孫なのかな。例えば、「盗人を捕らえて縄をなう」という諺がありますが、段取りの悪さを表現するものとして誰しもが使っておりますよね。意味は説明不要かと思いますが。前もって準備しておけば良いものを、後手に回ってチャンスを逃してしまう・・・・・・・・・・・・といった意味合いでしょうか。今でも日常生活で充分通用する生活規範かと思います。何でこんな事をくどくど記述してるかと申しますと、あまりにもお粗末な己の姿に少々嫌気がさしておりまして。自戒を込めて通史的に俯瞰してみてるわけです。


            タマネギの苗を植え込んだままで防寒対策を準備してませんでした。
     泥縄仕事
               頂いた籾殻を引っ張り出しまして・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
     泥縄仕事
           タマネギの根元に厚めに播いていきます。保温には最適かな?
     泥縄仕事

ショウもないことですが、野菜作りにも「いろは」がありまして手順を間違うと2倍~3倍の手間が掛かってしまいます。前もって段取りを考え、手順を間違えぬように手配すればいいのですが、思いが届かぬようです。しまった、の出現が頻繁で少々手こずっております。今回の失敗談は、1月の下旬にはいってからの防寒対策、時既に遅しの感ですよね。11月にタマネギの苗を植え込んだのは良かったのですが、防寒準備を全く放置しておりました。真冬もど真ん中となった大寒以降に、やっとこさ籾殻で防寒をとの対応に。遅すぎるのはわかってますが、今からでもやっておかないと霜にやられる可能性が高いですよね。


                 ついでにニンニクにも籾殻を播いておきましょう。
     泥縄仕事     

お天気もいいので、籾殻を引っ張り出してタマネギ畑に蒔きました。作業時間としては僅かなものですが、今まで対応できなかったのがとんまな証拠、タマネギも随分と寒い思いをしたでしょうね。ついでにニンニクにも籾殻を回しておきました。他の仲間の衆は年末に対応策を講じておられます。1ヶ月遅れですね。結果はもろに収穫時に反映されるでしょう、残念ながら甘んじる他はないようです。      


                今日も好天気です。作業が捗って助かります。
     泥縄仕事























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