2010年02月07日
直売所繁盛記
全国に存在する直売所の総計が14000店余り、とうとうかの有名なコンビニトップのチェーン店を抜いたそうだ。恐ろしいぐらいの勢いである。素直に解釈すれば、それだけニーズにマッチしたということだろうか。消費者の方に好意的に受け止められたようだ。素人なりにその理由を考えて見ると、(1)鮮度の問題 (2)価格が低廉 (3)生産者の顔が見える (4)無農薬・低農薬 (5)地域の産物 (6)加工品の存在・・・・・・・・・・・・といった諸点であろうか。鮮度についてはデパートやスーパー或いは小売店等は太刀打ち出来ないだろう。何せ、すぐ側の畑から引き抜いた物を並べているのだから。当然、畑から直売所への直行なので中間経費が不要である。同じ原価であっても安く販売できる。この2点で8割方を説明できるのではなかろうか。
大好きなボケの花が咲き始めました。小生もボケてるのでお似合いかも。
赤ボケと白ボケです。1鉢1000円弱でした、いかがでしょうか。

当地にも何カ所かの直売所が存在するが、何れも結構な賑わいだ。有り難い話である。最近は業者と思しき方も仕入れに来られてるようで、評価も定まった模様。無論、野菜や果樹類が中心で、肉類や海産物を扱うところは少ない。元々が農家の集団からスタートしたシステムだし。JA経営というのが多いのだからやむを得ないでしょう。この直売所のシステム、実は隠れた農の振興手段でもあるのだが、この点が大きくクローズアップされることは少ないようだ。農水省の基本戦略は、規模の拡大と機械化。無論それなりの効用はあるので否定はしないが、我が国の地形条件を鑑みれば担える役割は部分的なものに過ぎないでしょう。
菊炭や竹酢液などの林産物も、ラベルを見たら里山倶楽部の名称が。

農への希望者や新規就農者は結構あるのだが、生産は出来ても販売が出来ない。俗にいうお金に縁がない・・・・・・という状態に陥りやすい。農も産業である以上、一定の金銭を稼がなくては再生産が継続できないのに。この点、門戸を広く開放してくれる直売所の存在は極めて貴重だ。店によって異なるだろうか、登録費用と一定の手数料を支払えばどなたでも販売OKとのシステムが多いようだ。新機就農者等は、僅かな分量でも見劣りするような内容でも、臆せず金銭に換価できる。このバックアップシステムが、農の振興にどれ程大きな役割を担っているか。もう1点は、既存の農家であっても、いわゆるジイチャン・バアチャン・カアチャンの3チャン農業が成立することだ。金額は別として日銭がはいることで年寄り達がどれ程勇気づけられるものか。病院通いが日課だった人々が、背筋を伸ばして軽トラで走り回っているとか・・・・・・・・そんな話を良く聞きます。地元自治体の国保会計にとっても大きな朗報ではないでしょうか。
野菜類は鮮度の良さが一番のアピールポイントのようです。



直売所は数量にこだわらない。3チャンでも自分の可能な範囲で商いが出来るのだ。当然大きな面積も高価な機械類も必要ない。狭隘な棚田で充分対応可能なのである。彼方此方で耕作放棄地や休耕地が散見されるが、ここが小金を生み出す金鉱山へと変化(進化?)することは充分可能で、消費者の方にとってもメリットが大きい。地域の食材自給率はイヤでも高まって来ますし、ちょっと高尚に考えれば国家としての安全保障対策にも貢献できると評価できるのではないでしょうか。農水省さんの基本戦略、ちょびっと方向転換は適いませんかなあ。
主食である米も地場産の低農薬米等にこだわりたいですね。

大好きなボケの花が咲き始めました。小生もボケてるのでお似合いかも。

赤ボケと白ボケです。1鉢1000円弱でした、いかがでしょうか。

当地にも何カ所かの直売所が存在するが、何れも結構な賑わいだ。有り難い話である。最近は業者と思しき方も仕入れに来られてるようで、評価も定まった模様。無論、野菜や果樹類が中心で、肉類や海産物を扱うところは少ない。元々が農家の集団からスタートしたシステムだし。JA経営というのが多いのだからやむを得ないでしょう。この直売所のシステム、実は隠れた農の振興手段でもあるのだが、この点が大きくクローズアップされることは少ないようだ。農水省の基本戦略は、規模の拡大と機械化。無論それなりの効用はあるので否定はしないが、我が国の地形条件を鑑みれば担える役割は部分的なものに過ぎないでしょう。
菊炭や竹酢液などの林産物も、ラベルを見たら里山倶楽部の名称が。

農への希望者や新規就農者は結構あるのだが、生産は出来ても販売が出来ない。俗にいうお金に縁がない・・・・・・という状態に陥りやすい。農も産業である以上、一定の金銭を稼がなくては再生産が継続できないのに。この点、門戸を広く開放してくれる直売所の存在は極めて貴重だ。店によって異なるだろうか、登録費用と一定の手数料を支払えばどなたでも販売OKとのシステムが多いようだ。新機就農者等は、僅かな分量でも見劣りするような内容でも、臆せず金銭に換価できる。このバックアップシステムが、農の振興にどれ程大きな役割を担っているか。もう1点は、既存の農家であっても、いわゆるジイチャン・バアチャン・カアチャンの3チャン農業が成立することだ。金額は別として日銭がはいることで年寄り達がどれ程勇気づけられるものか。病院通いが日課だった人々が、背筋を伸ばして軽トラで走り回っているとか・・・・・・・・そんな話を良く聞きます。地元自治体の国保会計にとっても大きな朗報ではないでしょうか。
野菜類は鮮度の良さが一番のアピールポイントのようです。



直売所は数量にこだわらない。3チャンでも自分の可能な範囲で商いが出来るのだ。当然大きな面積も高価な機械類も必要ない。狭隘な棚田で充分対応可能なのである。彼方此方で耕作放棄地や休耕地が散見されるが、ここが小金を生み出す金鉱山へと変化(進化?)することは充分可能で、消費者の方にとってもメリットが大きい。地域の食材自給率はイヤでも高まって来ますし、ちょっと高尚に考えれば国家としての安全保障対策にも貢献できると評価できるのではないでしょうか。農水省さんの基本戦略、ちょびっと方向転換は適いませんかなあ。
主食である米も地場産の低農薬米等にこだわりたいですね。

Posted by とんび at 05:08│Comments(0)
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