2010年05月04日
水利の清掃作業
極めて当たり前の話ですが、水無しで農業をやることは不可能です。何をトンチンカンな話を持ち出して、とお思いかも知れませんが、この当たり前の事が意外と難しい話なのです。昔から水争いのもめ事は各地で絶え間が無かったようですね。水は天からもらい水、誰でも好きなように使っていいのだ・・・・・・・・・・とはなりませんね。民法上の条文規定は無いようですが、慣習法或いは判例法の世界では水利権なる私権が確かなものとして認められております。簡単に言いますと、農業用水を使用する場合には水利組合に所属してから使ってね・・・・・・・・・・・と言うことでしょうか。
飛行機雲が一直線・・・・・・・全く持っていいお天気です。

数キロ先の取水口まで歩きます。ただ黙々と。

条文の話はともかくとして、現場におりますとこの意味が実感として理解できます。原油以上の価値ともいわれる水資源、各位が勝手に使い出すと際限のない混乱が待ち受けます。しかも最近は、海外資本が我が国の豊かな水資源を狙って水源の森を買い漁っているとか。一定のルールの下に共有資産としての水を大事に使っていく、その為には組織化が必要不可欠なようです。
前置きが長くなりましたが、我々もとある水利組合に所属しております。ここは地権者(土地所有者)が20数戸で構成する水利組合で、数キロ上流の本川から延々と水路を開設しております。従って水路の維持管理という仕事が発生するわけです。
各位得意の得物で作業開始、雑草の繁茂期でないのが救いか。

一部水路の破損があるようです。土木事務所との協議に。

こんな水路が延々と数キロも。
本日はその清掃日、Kさんと小生も地権者である地主さんに変わって出動しました。U字溝やセメント等で構成した水路なので、普段は特別な作業も不要なのですが、ゴミのつまりや水路破損或いは土砂の堆積等、トラブルの発生もあり得ます。そうした問題を解決していくのが清掃日、原則として年に1回です。集まった面々はさすがにプロの百姓集団、顔つきが違っています。愛用の軽トラに刈払機や平鍬或いは鎌やロープなどを積み込んでの参集です。軽トラが20台ほど集合しますとさすがに壮観ですね。尚、諸般の事情で欠席される場合には出不足料として一定の反則金(当組合は6千円)が課せられます。
2時間持ちません、くたびれ果てて小休止。

ここらは草刈りのみでOKですね。
2時間ほどで作業は完了し、あとはお決まりの反省会。いわゆる一寸一杯というヤツですね。出し物は暑いせいか、冷や酒にビールにお茶におつまみに・・・・・・・・・・・・さすがに時節柄か、酒やビールに手を伸ばす方は無かったように思うのだが。小生もビールが飲みたかったのですがお茶で留め置きました。話題となるのは地域の話と健康のこと、かの病気はどうとか、何処の医者がいいとか悪いとか・・・・・・・年齢的にも体にガタが出始める頃ですもんね。会計さんから決算報告などがあっても上の空、シャンシャンシャンでお開きとなりましたがそれでいいのでしょう。この反省会、トウヤなる言葉が飛び交ってましたが理解不能でした、あとでこっそり師匠に聞くと、漢字で「当屋」と書くそうな。文字どおりで、当番の屋根(家屋)=年当番、だそうです、お粗末でした。
ツツジが満開です。疲れを取り去ってくれますね。

飛行機雲が一直線・・・・・・・全く持っていいお天気です。

数キロ先の取水口まで歩きます。ただ黙々と。

条文の話はともかくとして、現場におりますとこの意味が実感として理解できます。原油以上の価値ともいわれる水資源、各位が勝手に使い出すと際限のない混乱が待ち受けます。しかも最近は、海外資本が我が国の豊かな水資源を狙って水源の森を買い漁っているとか。一定のルールの下に共有資産としての水を大事に使っていく、その為には組織化が必要不可欠なようです。
前置きが長くなりましたが、我々もとある水利組合に所属しております。ここは地権者(土地所有者)が20数戸で構成する水利組合で、数キロ上流の本川から延々と水路を開設しております。従って水路の維持管理という仕事が発生するわけです。
各位得意の得物で作業開始、雑草の繁茂期でないのが救いか。

一部水路の破損があるようです。土木事務所との協議に。

こんな水路が延々と数キロも。

本日はその清掃日、Kさんと小生も地権者である地主さんに変わって出動しました。U字溝やセメント等で構成した水路なので、普段は特別な作業も不要なのですが、ゴミのつまりや水路破損或いは土砂の堆積等、トラブルの発生もあり得ます。そうした問題を解決していくのが清掃日、原則として年に1回です。集まった面々はさすがにプロの百姓集団、顔つきが違っています。愛用の軽トラに刈払機や平鍬或いは鎌やロープなどを積み込んでの参集です。軽トラが20台ほど集合しますとさすがに壮観ですね。尚、諸般の事情で欠席される場合には出不足料として一定の反則金(当組合は6千円)が課せられます。
2時間持ちません、くたびれ果てて小休止。

ここらは草刈りのみでOKですね。

2時間ほどで作業は完了し、あとはお決まりの反省会。いわゆる一寸一杯というヤツですね。出し物は暑いせいか、冷や酒にビールにお茶におつまみに・・・・・・・・・・・・さすがに時節柄か、酒やビールに手を伸ばす方は無かったように思うのだが。小生もビールが飲みたかったのですがお茶で留め置きました。話題となるのは地域の話と健康のこと、かの病気はどうとか、何処の医者がいいとか悪いとか・・・・・・・年齢的にも体にガタが出始める頃ですもんね。会計さんから決算報告などがあっても上の空、シャンシャンシャンでお開きとなりましたがそれでいいのでしょう。この反省会、トウヤなる言葉が飛び交ってましたが理解不能でした、あとでこっそり師匠に聞くと、漢字で「当屋」と書くそうな。文字どおりで、当番の屋根(家屋)=年当番、だそうです、お粗末でした。
ツツジが満開です。疲れを取り去ってくれますね。

Posted by とんび at 05:08│Comments(0)
│畑の作業
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