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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年07月21日

森は海の恋人

森の熊さんではないですが、大概は森の中や山里をうろついております。たまには海へということで、とある海岸を訪ねました。砂浜の綺麗な場所で、遊泳場として整備されているようですね。一角は係留場としての機能もあるようで、釣り船と思しくプレジャーボートが並んでいます。漁港では無さそうですが、海が好きな方々が活用されているようです。沖合には島が並び、どことなく広々とした空間があって森の中とは随分趣が異なっていますね。この空間の広がりが人の心を雄大にするのでしょうか。桂浜で太平洋を或いは長崎で東支那海を見つめていた龍馬が、海援隊を組織して世界の海へと羽ばたこうとした心根がわかるような気がします。


          綺麗な砂浜が広がっています。此処には漂着物は無いようですね。
    森は海の恋人 
                      沖合には小さなな島々が。
    森は海の恋人

海を見つめていますと、思い出すのが「森は海の恋人」というキャッチコピー。名のあるコピーライターの作品かと思いきや、漁師さんが創り出した標語だとか。海を生活の場とする漁師さんにとって、海と魚の状態は死活問題となるのでしょう。年々海が変化し魚が捕れなくなってきた、その原因は・・・・・・・・・・・・・探求された結果が森に行き着いたようですね。人間も動物も魚類も皆同じことですが、自然界の一部として存在しています。その環境が変化することで生存可能性が大きく変わってしまうようです。魚はプランクトンを食べて生きていますが、そのプランクトンは川から流れ出す種々の栄養素を糧に生きているようです。海で魚を捕ろうと思えばプランクトンを、プランクトンを増やそうと思えば川の改善を、川の状態を良くするには森の手入れを・・・・・・・・・・・こうした発想が繋がって上記の標語となったようです。


           プレジャーボートのようですね、漁港では無さそうです。
    森は海の恋人
               小さな半島に住まれるのは海の漁師さん達?
    森は海の恋人 

立ち上がった彼等の行動が、森の手入れと植林活動へと広がっていったようです。海と森、一見何の関係もないように思えますが、みんな自然界のサイクルの中で繋がっているのですね。命の営みの不思議さに感嘆させられずにはいられません。人知を越えた大きな力が働いているとしか思えないようです。海岸縁では、蝶が花々の間を飛び交っていました。本能として密を求めているのかもしれませんが、結果的には受粉を手助けしてるのでしょう。ここにも見えない力が働いているようです。森と海、この不可思議な関係に気づかれて、黙々と森の手入れを為されている三陸の漁師さんに大きなエールを送りたいと思います。    


           本能による密の採取でしょうが、創造主の命による働きも?
    森は海の恋人 

    森は海の恋人 

    森は海の恋人

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この記事へのコメント
宮城県 牡蠣の森を慕う会(代表 畠山重篤、水山養殖場)と申します。
ホームページ等で代表に関するコメントを頂いている方にコメントさせていただいています。

このたび畠山重篤エッセイブログの掲載を開始いたしました。
水山養殖場WebStoreホームページよりご覧いただければ幸いです。
今後とも宜しくお願いいたします。

(水山養殖場WebStore HP管理者 http://mizuyama-oyster-farm.com)

重複のご案内の場合はご容赦ください。
Posted by 牡蠣の森を慕う会 at 2010年09月08日 23:49
お早うございます。

まさか当事者の方からコメントを頂戴するとは想像もしていませんでした。大分昔になりますが、活動の内容をメディアで知って感動したことを記憶しています。

三陸の海も少しづつ豊かに蘇っているのではないでしょうか。

地味で気の長い活動かとは思いますが、お元気で末永くお続け下さい。当地も森(と呼べますかどうか)の中は悲惨な状況です。仲間達とボチボチ作業を続けてますが、膨大な時間が必要なようです。

最近気になりますのが、外国資本による水源の森の買収事件。真意は不明ですが、水は次の時代の基礎的な資源。争奪戦の対象になるのでは・・・・・・・そんな不安感がもたげてますが。
Posted by とんびとんび at 2010年09月10日 05:57
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