オオサカジン

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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年08月06日

アライグマエレジー

エレジーとは悲歌、哀歌、といった意味だそうだが、勿論アライグマへの悲しみなど毛頭無い。否、アライグマに翻弄される悲しき人間達への哀歌でありましょう。発端はペットとしての輸入だったようだが、最後まで面倒見るような常識は備えておらず、飽きたらポイ、これが大多数の実態なんでしょうか。ペットの動物も飼い主の放棄で殺処分される事例が相当数あるようです。宮崎県の口蹄疫のモウ君達のみではありませんよね。最もアライグマについては殺処分して欲しいのが本音ではありますが。師匠の話では棚田1枚に付き1匹のアライグマが生存してるとか。数量的な正否はともかくとしても、相当な数が生息しているのは事実のようです。わが谷間の農園も連日のように荒らされている。トマトもキューリもピーマンも西瓜も・・・・・・・・・・何故か実を付けないなと案じていたら、彼方此方に証拠物件が散乱していた。


       朝顔につるべ取られてもらい水・・・・・加賀の千代女の奥ゆかしさがアライグマ
       にも備わって欲しいのだが・・・・・・・・・・・無理でしょうな。
     アライグマエレジー
          せっかくのスイカがこの有り様です。見事に抉っていますね。
     アライグマエレジー
             キューリ畑から遠く離れた場所に散乱していました。
     アライグマエレジー

最悪だったのはシシ除けにネットを張り巡らしたサツマイモ畑、確かにシシは寄りつかなかったのだが、画像をご覧あれ。見事に掘り返されていますね。無論、ネットは全く破損していません。考えられるのは乗り越えたと言うことでしょう。シシはそんな器用な真似は出来ません。明らかに木登り名人でもあるアライグマの仕業ですね。スイカの画像もアップしておきますが、見事にえぐり出しています。カラスなら突いて穴を空けるのみですが、状況は両手を使ってえぐった跡ですね。


           サツマイモ畑はシシ除けにネットを張り巡らしたのですが。
     アライグマエレジー
         乗り越えて侵入したようです。ツルを掘り返し引きちぎっています。
     アライグマエレジー 

アライグマが頻繁に出没するようでは果菜類や根菜類も栽培不可となります。彼等に襲撃されない品目、あるのでしょうか。栽培中の品目ではシソ類かエビス草或いはニラ類位でしょうか。こうなってきますと畑としての機能が失われてしまいますね。いよいよ果樹園への変更を図るべきでしょうが、木登り名人の連中のこと、通常の果樹では同じ結果が予測されます。小生が栽培したくて連中が好まない果樹木、何だろう。果樹木の植栽期は一般的には秋から春先に掛けて、半年ほどの猶予がありますので研究を続けた上で結論を出さないと。     


         一輪のみのツユ草・・・・・・・・・我が農園の将来を暗示しているようで。
     アライグマエレジー

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Posted by とんび at 05:11│Comments(4)畑の作業
この記事へのコメント
そんなにひどいのですか!!
驚きました。何しろあのツメですものね、たまったもんじゃないですよね。
捕まえるのは檻ですか?
なにかどっさり獲れる良い方法がないのでしょうか?
Posted by 森のどんぐり屋 at 2010年08月06日 18:16
泣きたくなってきます。

なかなか利口な動物で、少々の対策では追いつきません。エサを付けた檻を仕掛けるのですが、上手にエサだけ収奪していきますね。

何よりも怖いのが、恐るべき繁殖力。何とかの子だくさん、どころじゃないですね。天敵がいないこともあるのでしょうが、我が世の春を謳歌して、多産に励んでいるようです。

休耕地や耕作放棄地が増える原因の一つでしょう。

話は変わりますが、どこかの集団が言い出している1000万の移民導入、実施したらアライグマと同じ結果ですよ。移民を導入したヨーロッパでどんな状況となってるか、メディアは殆ど伝えませんが。
Posted by とんびとんび at 2010年08月06日 18:53
アライグマ対策を京都を中心に実施している関西野生生物研究所です。スイカの被害状況を見ると、ハクビシンのようです。もちろんアライグマが来ている可能性も大きいので、地元行政と相談して罠をかけ捕獲することをおすすめします。
Posted by 関西野生生物研究所 at 2010年08月06日 23:36
そうですか、貴重なご見解をありがとうございます。

赤城山で農的暮らしをしている知人が、ハクビシンに泣かされていました。当地ではもっぱらシシとアライグマが主で、ハクビシンの噂も聞いたことがありませんでした。地元行政も同じかと思います。

ハクビシンが原因だとしますと、又、違った対策を講じなければなりませんね。

何れにしましても頭の痛い話、中山間地農業は崩壊するのではないか、そんな危惧すら抱いております。
Posted by とんびとんび at 2010年08月07日 06:33
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