2010年08月12日
アライグマとハクビシン
ニューフェイス登場といえば聞こえがいいのだが、事はそんなに甘いものではない。これまで当地の害鳥獣はシシがダントツで二番手にアライグマと野ウサギ、三番手にカラスやキジといったランク付けであった。ハクビシンなど全く想定外。地域の噂にすら上っていなかった。ところが小生の被害状況をブログに掲載したところ、関西野生生物研究所さんからコメントを頂き、ハクビシンではないかとのご指摘。気になって調べて見ますと、どうやら野菜の被害状況がハクビシンによるものとソックリですね。スイカの抉り具合など他のHPの画像で紹介されているものと全く一致しています。これまでアライグマの仕業だとばかり思い込んでいたのですが、とんだ冤罪で、人権侵害との被害届が出そうな感じですね。犯人がアライグマであれハクビシンであれ、耕作者が困るのは一向に変わりないので、どうやって対処するか思案中ではあります。
21年度の被害状況です。

22年度の被害状況です。

ネット情報によりますと、アライグマは「外来生物法」により人的被害や環境影響から駆除出来ると定められているようです。現に自治体によっては一匹いくらといった駆除の助成金を出している団体もあるやに聞いています。反してハクビシンの場合は外来生物法による特定外来生物の指定を受けておらず、勝手に駆除することは禁止行為のようですね。果樹や野菜類等に被害が生じた場合、例外的に許可を受けて駆除が出来るだけの模様。何れも繁殖力が旺盛で天敵もないようですから、ネズミと同じようにどんどんと増加し続けるのではないでしょうか。
ハクビシンは大きな穴を空け頭を突っ込んで食害するそうで・・・・・・・・

率直なところ、当地ではハクビシンの名前を聞いたことはありませんでした。無論、アライグマもハクビシンも現物と対面したことはありません。夜行性の故もあってか、画像で知るのみで、ネコか狸程度の大きさという漠然としたイメージだけですね。群馬の赤城山で知人が農的暮らしをやっておりますが、彼の地はハクビシンが横行し農作物の大半に被害が生じていると嘆いていました。ハクビシンの暗躍はかように東日本方面だと安心しきっておったのですが。母を訪ねて三千里ではないですが、はるばるとアルプスの山塊を越えて関西まで出張ってきたのでしょうか。それとも元々在来種として生存していたが、アライグマの陰に隠れてしまっていたのでしょうか。
21年度の被害ですが、こちらは鳥害では?と思っています。

嫌らしいのは、少しづつ彼方此方のトマトを囓ること。

アライグマもハクビシンもシシも電気柵が一番効果的な防御策のようですね。ただ広い農地の全面に電気柵を設置するとなりますと、それなりの投下資金が要求されます。農作物の生産や換価で回収出来る程度であれば結構なのですが、そうは問屋が卸さぬようですね。当地で電気柵の設置が少ないのも、こうした費用対投資効果理論で躊躇される方が多いのでしょう。そして例外的だとは存じますが、電気柵で感電死したご老人の事例もあるとかないとか。一番いいのは彼等の出没地では農作業を止めるという決断でしょうか。豊臣秀吉ではないですが兵糧作戦による飢餓戦法ですね、最も中山間地の農業は壊滅するかも知れませんが。
21年度の被害状況です。

22年度の被害状況です。

ネット情報によりますと、アライグマは「外来生物法」により人的被害や環境影響から駆除出来ると定められているようです。現に自治体によっては一匹いくらといった駆除の助成金を出している団体もあるやに聞いています。反してハクビシンの場合は外来生物法による特定外来生物の指定を受けておらず、勝手に駆除することは禁止行為のようですね。果樹や野菜類等に被害が生じた場合、例外的に許可を受けて駆除が出来るだけの模様。何れも繁殖力が旺盛で天敵もないようですから、ネズミと同じようにどんどんと増加し続けるのではないでしょうか。
ハクビシンは大きな穴を空け頭を突っ込んで食害するそうで・・・・・・・・

率直なところ、当地ではハクビシンの名前を聞いたことはありませんでした。無論、アライグマもハクビシンも現物と対面したことはありません。夜行性の故もあってか、画像で知るのみで、ネコか狸程度の大きさという漠然としたイメージだけですね。群馬の赤城山で知人が農的暮らしをやっておりますが、彼の地はハクビシンが横行し農作物の大半に被害が生じていると嘆いていました。ハクビシンの暗躍はかように東日本方面だと安心しきっておったのですが。母を訪ねて三千里ではないですが、はるばるとアルプスの山塊を越えて関西まで出張ってきたのでしょうか。それとも元々在来種として生存していたが、アライグマの陰に隠れてしまっていたのでしょうか。
21年度の被害ですが、こちらは鳥害では?と思っています。

嫌らしいのは、少しづつ彼方此方のトマトを囓ること。

アライグマもハクビシンもシシも電気柵が一番効果的な防御策のようですね。ただ広い農地の全面に電気柵を設置するとなりますと、それなりの投下資金が要求されます。農作物の生産や換価で回収出来る程度であれば結構なのですが、そうは問屋が卸さぬようですね。当地で電気柵の設置が少ないのも、こうした費用対投資効果理論で躊躇される方が多いのでしょう。そして例外的だとは存じますが、電気柵で感電死したご老人の事例もあるとかないとか。一番いいのは彼等の出没地では農作業を止めるという決断でしょうか。豊臣秀吉ではないですが兵糧作戦による飢餓戦法ですね、最も中山間地の農業は壊滅するかも知れませんが。
Posted by とんび at 05:07│Comments(0)
│畑の作業
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