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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年08月26日

夏の終わりに

夏が来れば思い出す、遙かな尾瀬遠い空・・・・・・・・・・確かそんなフレーズで始まる歌曲があったかに思うが、夏の到来ではなく夏の終焉期になると思い出すのが秋海棠の花。秋の到来を告げる花でもありますね。当地では8月の下旬から9月一杯にかけて咲き誇ります。元々はベゴニアの仲間に属する栽培花であったようですが、何時のまにか野生化して、当地では岩湧山の中腹が花園となっています。岩湧寺の参拝者のために植え込まれた物が、何時の間にか大量に増えていったようですね。夏休みが終わる頃には必ず訪ねるようにしていますが、森の中はひっそりと静まりかえっています。良い子達は宿題に追われて、森遊びどころではないようですね。


           秋海棠の花です。雌雄同株らしいのですが、小生には区別できません。
     夏の終わりに

     夏の終わりに

私宅からですと車で30分程度、樹林帯の中を走る林道は細くて険しいけれど、通り過ぎる風は爽やかです。渓流に添って走る故もあるのでしょう。対向車もなくノンビリと登って駐車場に止め、カメラ一台をお供に散策します。無論、基地は四季彩館。ここは河内長野市が建設した森の案内所兼休息所で、飲食物の販売はありませんがゆっくり出来る施設です。内部もよろしいがお薦めは展望デッキ、此処のベンチで風に吹かれてのお昼寝が最高ではないでしょうか。さて、撮影ポイントは裏側の岩湧寺周辺部。四季彩館からは徒歩数分程度です。うっそうたる杉の巨木に囲まれ、修験道の道場であった雰囲気は今も尚強烈に残っています。参道を巡りながら次々とシャッターを押していきますが、秋海棠が沢山ありすぎて選択に迷うほどですね。


                    岩湧寺周辺部の秋海棠群落です。
     夏の終わりに
                     参道の周囲も秋海棠だらけですね。
     夏の終わりに

秋海棠の撮影を終えますと小生には夏の終わり。これからは冬野菜の植栽に向け、下準備が必要です。夏野菜の残骸は概ね撤去したのですが、まだ耕耘作業も元肥の準備も出来ていません。順序としてはニンニクやラッキョウが既に植栽期にはいっているんですが、まだまだの段階ですね。この夏はハクビシンとシシ達に蹂躙されました。数年前までは何の被害も無かったのですが、ここ1~2年で急激な様変わりです。聞くところに寄りますと、シシもハクビシンも行動半径がかなりのキロ数になるとか。遠隔地の山中から出張ってきたのか、放浪の結果として住み着いたのか、とんだ迷惑ですが連中にとっては楽園を見つけた心境でしょうね。


                 山岳寺院だけあって杉の巨木が密集しています。
     夏の終わりに 
                  樹齢数百年ともなりますと、ある種の威厳が。
              夏の終わりに 

どうしても野菜類の栽培が不能とあらば、場合によっては秋海棠などを植え込んで花園を創り上げるという手法もありますね。連中は植物性の嗜好らしいですが、まさか花々を食材にとの指向性もないだろうと想像するのですが。      


           何時もお世話になります四季彩館、生ビールがあれば最高ですが。
     夏の終わりに
              林道周辺でも至るところに秋海棠の群落が見られます。
     夏の終わりに

















 

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この記事へのコメント
なつかしいシュウカイドウです。
父が好きで、たぶんこの写真のところから頂いてきたのだと思うのですが、私の生家の井戸端に植わっていました。

涼しげな花ですよね~
お写真からも、涼やかな山の空気が伝わってきます。
Posted by 森のどんぐり屋 at 2010年08月27日 18:23
おはようございます。

秋海棠が咲きますと、暑くても秋の到来を感じずにはいられません。
若干、日陰の湿地を好むようで、井戸端付近というのも理にかなっているかも知れませんね。当地でも、少々ひんやりした半日陰の場所での群生が多いです。

お父上ではないですが、少々頂いて谷間の農園に植え込もうかとも考えてます。ただ日当たり抜群の環境なので、シュウカイドウにとって適地か否か疑問ではありますが。

田畑ではアキアカネが盛んに飛び交っています。何時の間にか季節は変わっていきつつあるようですね。暑いのも後しばらくでしょうか。
Posted by とんびとんび at 2010年08月28日 05:54
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