2010年08月31日
海の番人・森の番人
かねてから護衛艦と巡視船には一度は乗ってみたい、外洋を疾走してみたい・・・・・・・・・・そんな願望がふつふつとしていたのですが、チャンスが有りませんでした。このたび堺市で巡視艇の体験試乗が行われるとの情報をキャッチ。何が何でも乗らなくっちゃあ、というのは必然でしょう。何でも堺市漁協のイベント開催で組まれたプランのようです。とりあえず時間前に到着して試乗券をゲット、乗船時間までには2時間ほどの猶予があります。主催者の思惑は待ち時間の間に魚を買ってとの事でしょうが、何とも現場が暑すぎます。魚購入用のクーラーボックスは準備してるものの、冷房の効いた部屋が望ましいのは悲しき心理。ちょっと車を走らせ博物館に逃げ込みました。
堺海上保安署の巡視艇しぎかぜです。

上述しましたが、堺市漁協(堺に漁師さんが存在・・・・・驚きでした)と海上保安庁とがタイアップして海への関心を盛り上げようとのイベントでしょう。メインとなるのが巡視艇の体験試乗、無論、小生もこれ目当てです。暑い中スタッフの方々が走り回っておられましたが、意外にも平均年齢が極めて若そう。大半が20代、30代の方でしょうか。無論、保安庁の職員さんも似たような構成です。スタッフは漁協の職員さん或いは漁船の乗組員の方と推察されますが、農と異なって若い人材が活躍してるんですね。注目したいのは、スタッフの面々が「里海」と表示したおそろいのTシャツを着込んでおられること。「里山」という概念は、故四手井綱英氏の発案のようですが、里海も同じ延長線上にあるのでしょうか。ともあれ、共通な理想像を描いておられるようで心強く思いました。
堺には漁港があって漁業に従事される方がいらっしゃったのですね。

一部はマリーナともなっています。

以前にも紹介しましたが、三陸の漁師さんが「森は海の恋人」とのスローガンの下に植樹活動に励んでおられる事と根っこは同じなんでしょう。森や川が豊かでないと海も豊かにはなれない、そんな想いがウミンチュウを山へと向かわせるのでしょうね。同じ志を持った同志のようです、微々たる力しかありませんが、何、アリが像を倒す故事もありますよね。彼等の心配りに感謝しながら体験試乗、風を切って進む姿は結構かっこいいものです。小型の船舶の故か、波の抵抗、風の影響、等を諸に受けながらの進行ですので、まるで操舵装置を握ってるかのような印象です。リニューアルされた木造灯台なども海から見るとまるで違った趣ですね。
さあ、いよいよ体験航海への出発です。

白波をけたてて疾走します。結構早いですね。

小型船の故、波しぶきをもろにかぶります。

わずか30分程度の短時間でしたが存分に楽しませていただきました。公務員に対してとかくの批判もあるようですが、現場のスタッフは体を張って業務に邁進しておられます。不審船(後で北朝鮮の工作船と判明)との銃撃戦や麻薬密輸船とのバトルなど命がけの仕事でしょう。又、漁協の方々も魚を捕るのは同じく命がけ、海に生きる男達の一端を垣間見た一日でした。海と森、分野は異なれど目指す方向性は同じかと感じ取りました。赤銅色に日焼けした若者達が、元気で日々の業務に精進してくれることを願って止みません。
海の上から眺める灯台も格別、リニューアルされた木造灯台。

船の周囲はこんな波しぶきです。

お勤めご苦労様でした。
堺海上保安署の巡視艇しぎかぜです。

上述しましたが、堺市漁協(堺に漁師さんが存在・・・・・驚きでした)と海上保安庁とがタイアップして海への関心を盛り上げようとのイベントでしょう。メインとなるのが巡視艇の体験試乗、無論、小生もこれ目当てです。暑い中スタッフの方々が走り回っておられましたが、意外にも平均年齢が極めて若そう。大半が20代、30代の方でしょうか。無論、保安庁の職員さんも似たような構成です。スタッフは漁協の職員さん或いは漁船の乗組員の方と推察されますが、農と異なって若い人材が活躍してるんですね。注目したいのは、スタッフの面々が「里海」と表示したおそろいのTシャツを着込んでおられること。「里山」という概念は、故四手井綱英氏の発案のようですが、里海も同じ延長線上にあるのでしょうか。ともあれ、共通な理想像を描いておられるようで心強く思いました。
堺には漁港があって漁業に従事される方がいらっしゃったのですね。

一部はマリーナともなっています。

以前にも紹介しましたが、三陸の漁師さんが「森は海の恋人」とのスローガンの下に植樹活動に励んでおられる事と根っこは同じなんでしょう。森や川が豊かでないと海も豊かにはなれない、そんな想いがウミンチュウを山へと向かわせるのでしょうね。同じ志を持った同志のようです、微々たる力しかありませんが、何、アリが像を倒す故事もありますよね。彼等の心配りに感謝しながら体験試乗、風を切って進む姿は結構かっこいいものです。小型の船舶の故か、波の抵抗、風の影響、等を諸に受けながらの進行ですので、まるで操舵装置を握ってるかのような印象です。リニューアルされた木造灯台なども海から見るとまるで違った趣ですね。
さあ、いよいよ体験航海への出発です。

白波をけたてて疾走します。結構早いですね。

小型船の故、波しぶきをもろにかぶります。

わずか30分程度の短時間でしたが存分に楽しませていただきました。公務員に対してとかくの批判もあるようですが、現場のスタッフは体を張って業務に邁進しておられます。不審船(後で北朝鮮の工作船と判明)との銃撃戦や麻薬密輸船とのバトルなど命がけの仕事でしょう。又、漁協の方々も魚を捕るのは同じく命がけ、海に生きる男達の一端を垣間見た一日でした。海と森、分野は異なれど目指す方向性は同じかと感じ取りました。赤銅色に日焼けした若者達が、元気で日々の業務に精進してくれることを願って止みません。
海の上から眺める灯台も格別、リニューアルされた木造灯台。

船の周囲はこんな波しぶきです。

お勤めご苦労様でした。

Posted by とんび at 05:15│Comments(1)
│つれづれなるままに
この記事へのコメント
宮城県 牡蠣の森を慕う会(代表 畠山重篤、水山養殖場)と申します。
平素より森は海の恋人運動にご賛同くださり、誠にありがとうございます。
ホームページ等で代表に関するコメントを頂いている方にコメントさせていただいています。
このたび畠山重篤エッセイブログの掲載を開始いたしました。
水山養殖場WebStoreホームページよりご覧いただければ幸いです。
今後とも宜しくお願いいたします。
(水山養殖場WebStore HP管理者 http://mizuyama-oyster-farm.com)
重複のご案内の場合はご容赦ください。
平素より森は海の恋人運動にご賛同くださり、誠にありがとうございます。
ホームページ等で代表に関するコメントを頂いている方にコメントさせていただいています。
このたび畠山重篤エッセイブログの掲載を開始いたしました。
水山養殖場WebStoreホームページよりご覧いただければ幸いです。
今後とも宜しくお願いいたします。
(水山養殖場WebStore HP管理者 http://mizuyama-oyster-farm.com)
重複のご案内の場合はご容赦ください。
Posted by 牡蠣の森を慕う会 at 2010年09月09日 15:29
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。