2008年05月01日
楠公祭・春祭ー2
春祭の神事も無事に終了し、奉納太鼓の演奏となった。わざわざ広島から来演してくれた、太鼓ユニット我龍のグループである。竹内孝志さんをリーダーとする若手の太鼓打ちだ。舞台衣装や坊主頭に、一瞬その筋の方かとも思ったが、なかなか礼儀正しい若者だった。挨拶の中で、自分達なりに楠公さんについて勉強したうえで参加したこと、名将の御霊の前で演奏できるのをとても光栄に思っていること・・・・・・・・・・等々を静かに語っていた。
様々な太鼓を自在に操り、リズミカルな演奏に多くの聴衆もうっとり。神社の境内と和太鼓演奏とはよく似合っているようだ。楠公さんもひょっとしたら出陣の触れ太鼓と勘違いされるかも。
彼らはなかなか芸達者で、獅子舞のパフォーマンスも見せてくれた。子ども達は頭を噛まれて思わず泣き出す幼児も。
篠笛の演奏も始まった。
最後は「餅まき」となった。祝い事の最大のイベントかもしれない。モチはかっては山里のハレの日の食べ物だった。その餅を皆で取り合いして喜びを分かち合う、今風に言えば「喜びのシェア」とでもいうのだろうか。おそらくは、全国各地に残っている風俗ではなかろうか。カメラ片手に撮影を続けながら、小生もちゃっかりと6個も拾っていた。

Posted by とんび at 05:26│Comments(0)
│山里の歳時記
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。