2009年06月13日
蛍の里
知人の奥さんから素敵なニュースが飛び込んできた。河内長野の奥の方で蛍が乱舞していると・・・・・・・・・・・・・もっとも知人の奥様は街のご出身。辺境のど田舎で育った小生から見ると、乱舞という表現にはいささか誇大表現では、との思いはあった。何せこのご時世、清流など望みがたい環境だからだ。蛍はご存じの方も多いだろうが、とてもデリケートな昆虫(?)、ちょっとした環境悪化で死滅してしまう。幼虫の食料であるカワニナが生息できるのは清流で緩やかな流れそして水草などがたくさん繁っているような場所、なかなかそんな環境は南河内といえ少ないのだ。半信半疑ではあったが、夕闇迫るのをまって出発し、午後8時過ぎに現場に到着した。田舎育ちの小生には乱舞とは言い難い状態だが、確かにたくさんの蛍が飛び交っている。
蛍の生息地を示す立て看板、市役所による設置なようです。

石見川の清流です。透き通ってますね。

ご存じの方も多いとみえ、たくさんの家族連れが散策しておられる。現場公表は控えたいが、蛍をまだ見ぬ方もおられるだろう。南海三日市駅と延命寺とを結ぶ道路で、道半ばより少し駅よりの地点、東片添町あたりである。民家の周辺には石川の支流である石見川が流れ、それ以外にも用水路があって水際を蛍が飛び交っているのだ。地域の小学生がガイド役を買って出てくれて細やかな解説付きだ。何でも午後9時過ぎあたりが一番多い時間帯らしい、雨上がりの翌日くらいが良い環境だとか。彼によると雄と雌との識別が可能なようだが、小生が見てもさっぱりわからなかった。蛍は非常にデリケートな生き物、できるだけ眺めるだけで触れるのは避けておきたい。捕虫網など以ての外である。
この付近はハイキングコースでもあります。紅葉時にはごった返しますよ。

せめて画像をとシャッターをおすが露光不足で真っ黒けだ。バルブ解放でとも思ったが三脚も持参していない。残念ながら小生の技量では蛍の微妙な輝きを映像化するのは困難なようです。それにしてもテレビドキュメントで蛍の生息を見たことがあるが、どうしてあんな画像が撮れるのかとても不思議である。プロとアマとの違いと言ってしまえばそれまでなんだが。
何十枚も撮ったなかでかろうじて光が写っていたものを下記に登載しておきます。説明なしでは蛍とわかんないですね。
かろうじて蛍の光を捕捉しました。

散策中のじいさまが話しかけてこられた。何でも、ここより花の文化園近くが蛍が多いとか。そういえば二十年位まえになるが、滝畑ダムの下流域である日野地区に蛍見学に出掛け、それこそ乱舞する姿に驚喜したものだ。数年通ったが次第に蛍も少なくなり、最近は消滅したのではと想像していた。どうやら又復活してくれていたようだ。河内長野には蛍の会というボランティア団体があって蛍の復活に尽力されているとか。彼の人々の功績によるものかも知れない。生活用水特に合成洗剤の使用や田畑での農薬の使用、或いは河川がコンクリートで固められる等々の環境悪化で、蛍の生息条件は極めて厳しくなってきている。里山の景観保全や蛍の復活には我々の生活スタイルを根本から見直す必要性があるようですね。今、すぐには困難かも知れませんが、一人が変わり二人が変わり・・・・・・・・・・・・地道な活動の連鎖で蛍との共存を叶えたいものです。
水底が見えますね。蛍にはこうした環境が必要不可欠なんです。

水と生活とが一体化しています。民家の周辺ですがゴミ一つありません。

蛍の生息地を示す立て看板、市役所による設置なようです。

石見川の清流です。透き通ってますね。

ご存じの方も多いとみえ、たくさんの家族連れが散策しておられる。現場公表は控えたいが、蛍をまだ見ぬ方もおられるだろう。南海三日市駅と延命寺とを結ぶ道路で、道半ばより少し駅よりの地点、東片添町あたりである。民家の周辺には石川の支流である石見川が流れ、それ以外にも用水路があって水際を蛍が飛び交っているのだ。地域の小学生がガイド役を買って出てくれて細やかな解説付きだ。何でも午後9時過ぎあたりが一番多い時間帯らしい、雨上がりの翌日くらいが良い環境だとか。彼によると雄と雌との識別が可能なようだが、小生が見てもさっぱりわからなかった。蛍は非常にデリケートな生き物、できるだけ眺めるだけで触れるのは避けておきたい。捕虫網など以ての外である。
この付近はハイキングコースでもあります。紅葉時にはごった返しますよ。

せめて画像をとシャッターをおすが露光不足で真っ黒けだ。バルブ解放でとも思ったが三脚も持参していない。残念ながら小生の技量では蛍の微妙な輝きを映像化するのは困難なようです。それにしてもテレビドキュメントで蛍の生息を見たことがあるが、どうしてあんな画像が撮れるのかとても不思議である。プロとアマとの違いと言ってしまえばそれまでなんだが。
何十枚も撮ったなかでかろうじて光が写っていたものを下記に登載しておきます。説明なしでは蛍とわかんないですね。
かろうじて蛍の光を捕捉しました。

散策中のじいさまが話しかけてこられた。何でも、ここより花の文化園近くが蛍が多いとか。そういえば二十年位まえになるが、滝畑ダムの下流域である日野地区に蛍見学に出掛け、それこそ乱舞する姿に驚喜したものだ。数年通ったが次第に蛍も少なくなり、最近は消滅したのではと想像していた。どうやら又復活してくれていたようだ。河内長野には蛍の会というボランティア団体があって蛍の復活に尽力されているとか。彼の人々の功績によるものかも知れない。生活用水特に合成洗剤の使用や田畑での農薬の使用、或いは河川がコンクリートで固められる等々の環境悪化で、蛍の生息条件は極めて厳しくなってきている。里山の景観保全や蛍の復活には我々の生活スタイルを根本から見直す必要性があるようですね。今、すぐには困難かも知れませんが、一人が変わり二人が変わり・・・・・・・・・・・・地道な活動の連鎖で蛍との共存を叶えたいものです。
水底が見えますね。蛍にはこうした環境が必要不可欠なんです。

水と生活とが一体化しています。民家の周辺ですがゴミ一つありません。

Posted by とんび at 05:08│Comments(0)
│山里の歳時記
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