2009年10月12日
秋祭り始まる
「祭り太鼓は土の中」・・・・・・・師匠の名言である。最もこれはソラマメの作付時期を教えた伝承であり、祭りそのものが対象ではない。当地では10月の10日前後から18日位にかけてが祭りのクライマックス、この時期にはソラマメの種は畑の土の中に存在する、との例えである。そのお祭りがいよいよ始まった。早朝から祭り太鼓の賑やかなこと、地の方にとっては1年間待ち望んだ待望の秋祭りであろう。リオのカーニバルではないが、この日の為に1年が存在すると言っても過言ではないそうだ。
篠笛の君、お祭りを側面から盛り上げます。

外来人の小生も、そこはかとなく祭りの中に紛れ込む。好奇心旺盛な人間の故、血が騒ぐのであろう。相棒のカメラ1台がお供なのだ。とある駅前の交差点に陣取った。ここは数カ所の集落から地車が集まる場所、撮影には格好のポイントであろう。案の定、何台もの地車が侵入待ちのようだ。ドライバーがいらいらしながら祭りの若者に怒鳴っているが、何、火事と葬儀とお祭りは最優先事項、しばしの猶予を楽しまれたい。お祭りは集落あげての最大イベント、幼児からお年寄りまでが地車のロープを引っ張っている。なかなかいい光景なのだ。
地車も女性パワーが主力なようです。

主役は大工方と呼ばれる屋根上の方、パフォーマンスを展開します。

交差点などでは観客の視線を考慮するのか、地車の引き回しが始まる。無論、こんな場面では幼児やお年寄りはしばし離れるようだ。岸和田ほどの豪壮さはないが、アルコールもはいってるのだろう、結構きわどい場面もあり緊張する。危ない、と思う直前にリーダーから中止の指令がはいるようだ。見事な統率ぶりである。集落の中で築かれた人間関係、緊張の中にも信頼があって、阿吽の呼吸が集団をまとめているようだ、うらやましい限りである。
引き回しが始まりました。祭りのハイライトか。



かれこれ2時間ほど陣取っていたが、地車達は近場の旧道から国道へと回遊するのか何度も参入してくる。やはり駅前がメインのお立ち台のようだ。それにしても疲れ知らずの彼ら、エネルギッシュに地車を引き回す。かのエネルギーはどこから出てくるのだろうか。祭りは、かって為政者達が、住民パワーの発散を図って政への関心を反らしたとの伝承もあるが、あながち誤りでもなさそうだ。百姓一揆によって国(藩)がつぶれた事例もあるが、恐るべしは民衆の力、だろうか。
裏方さんもひっそりと活躍中、ゴミ類を回収しています。

さて肝心の楠公さん、正成公を祭る水分神社は今度の週末が秋祭りである。ここは文字通りで水を配分する権能も持っておられるのか、流域の各集落からたくさんの地車が集結する。あまりにも台数が多いので神社に入りきれず、神様を一時的に引っ越ししていただいて大きな広場で奉納する。特筆すべきは「河内にわか」と称される寸劇が地車上で上演されることだ。伝統芸能でもあろう。またまた走る回る日々が続きそう、カメラの手入れも入念にやっておかないと。
どうやらご祝儀もたくさん集まっている模様ですね。


△△△ お詫びと訂正 △△△
読者の方からのご指摘で判明しましたが、9月23日付け記事「未知なる樹木との遭遇」にて誤りがございました。お詫びして訂正させていただきます。記事中、ウラジロガシと記述した画像が存在しますが正式にはシラカシの誤りでした。それにしても一目で識別される眼力に、ただ驚嘆の小生です。これからもご叱声をよろしくお願いします。
篠笛の君、お祭りを側面から盛り上げます。

外来人の小生も、そこはかとなく祭りの中に紛れ込む。好奇心旺盛な人間の故、血が騒ぐのであろう。相棒のカメラ1台がお供なのだ。とある駅前の交差点に陣取った。ここは数カ所の集落から地車が集まる場所、撮影には格好のポイントであろう。案の定、何台もの地車が侵入待ちのようだ。ドライバーがいらいらしながら祭りの若者に怒鳴っているが、何、火事と葬儀とお祭りは最優先事項、しばしの猶予を楽しまれたい。お祭りは集落あげての最大イベント、幼児からお年寄りまでが地車のロープを引っ張っている。なかなかいい光景なのだ。
地車も女性パワーが主力なようです。

主役は大工方と呼ばれる屋根上の方、パフォーマンスを展開します。

交差点などでは観客の視線を考慮するのか、地車の引き回しが始まる。無論、こんな場面では幼児やお年寄りはしばし離れるようだ。岸和田ほどの豪壮さはないが、アルコールもはいってるのだろう、結構きわどい場面もあり緊張する。危ない、と思う直前にリーダーから中止の指令がはいるようだ。見事な統率ぶりである。集落の中で築かれた人間関係、緊張の中にも信頼があって、阿吽の呼吸が集団をまとめているようだ、うらやましい限りである。
引き回しが始まりました。祭りのハイライトか。



かれこれ2時間ほど陣取っていたが、地車達は近場の旧道から国道へと回遊するのか何度も参入してくる。やはり駅前がメインのお立ち台のようだ。それにしても疲れ知らずの彼ら、エネルギッシュに地車を引き回す。かのエネルギーはどこから出てくるのだろうか。祭りは、かって為政者達が、住民パワーの発散を図って政への関心を反らしたとの伝承もあるが、あながち誤りでもなさそうだ。百姓一揆によって国(藩)がつぶれた事例もあるが、恐るべしは民衆の力、だろうか。
裏方さんもひっそりと活躍中、ゴミ類を回収しています。

さて肝心の楠公さん、正成公を祭る水分神社は今度の週末が秋祭りである。ここは文字通りで水を配分する権能も持っておられるのか、流域の各集落からたくさんの地車が集結する。あまりにも台数が多いので神社に入りきれず、神様を一時的に引っ越ししていただいて大きな広場で奉納する。特筆すべきは「河内にわか」と称される寸劇が地車上で上演されることだ。伝統芸能でもあろう。またまた走る回る日々が続きそう、カメラの手入れも入念にやっておかないと。
どうやらご祝儀もたくさん集まっている模様ですね。


△△△ お詫びと訂正 △△△
読者の方からのご指摘で判明しましたが、9月23日付け記事「未知なる樹木との遭遇」にて誤りがございました。お詫びして訂正させていただきます。記事中、ウラジロガシと記述した画像が存在しますが正式にはシラカシの誤りでした。それにしても一目で識別される眼力に、ただ驚嘆の小生です。これからもご叱声をよろしくお願いします。
Posted by とんび at 05:08│Comments(0)
│山里の歳時記
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