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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年08月29日

植樹と育樹

8月も末だというのにまだまだ暑いですね。俗に言う、暑さ寒さも彼岸まで、という先人の言葉を思い出します。やはり教えのとおりでお彼岸を過ぎないと涼しくはならないのでしょうか。暑い中でも樹林帯の下草刈りに励んでおられるご同輩の方々に、敬意と親愛を込めてエールを送っておきたいと思います。何故か年々暑さが増してるようで、北極に近いロシアでも気温40度とかで山火事の多発や凍土の溶け出しニュースなどが流れております。地球は異変をきたしておるようですね。人間が欲望の赴くまま利便性を追求した結果でありましょう。どん底まで落ち込んで壊滅的な打撃を被らないと、軌道修正が効かないのでしょうか。


               緑の樹木は二酸化炭素を固定し、温暖化の防止も。
     植樹と育樹

底までいったら人間は破滅かも知れませんね。何とかならないか、ということで各地で森林ボランティアの方々が、努力を為さっておられるものと推察致します。地球の熱化を押さえるには熱化ならぬ緑化が一番効果的かと思います。いわゆる植樹であり育樹でありましょう。緑がもたらす効用は地球の冷却のみならず、人間までも冷却してくれるようです。近隣諸国からは我が国をねらって多くのミサイルが照準を合わせていると聞き及びます、暴発しない為にも緑化が必要なようですね。人の心を冷静にし、正しい思考と判断力をもたらす契機となるのが樹木の一番大きな効用かと思っています。


               街路樹が整備された街並みも増加してきましたね。
     植樹と育樹 
             二酸化炭素のみならず、安らぎや街並み景観の保全も。
     植樹と育樹 

先人達もとっくに気づいておられたようで、古くから緑の保護育成が行われて来ました。近年も各地で植樹や育樹が進められていることを嬉しく思っています。森林のみならず、ビル街の屋上緑化や街路樹の育成或いは公園等の芝生化等も広い意味での緑化でしょう。当地でも街路樹の育成がかなりの地域で実施されており、豊かな緑陰は人々を穏やかにし、麗しい人間関係を作ってくれるようです。又、そうした街路樹を早朝から清掃しておられる方を少なからず拝見します。1本の木を育てることが善の循環を引き起こしているようですね。

             
                 この緑豊かな住環境を守りたいものです。
            植樹と育樹

ネットサーフィンを行ってましておもしろいHPを発見しました。国土技術政策総合研究所という国の機関ですが、樹木による二酸化炭素の固定量を簡単に計算できるシステムを公開されています。ケヤキを胸高直径と樹齢で試算しました結果が下記の数値です。何れも、胸高直径が大きくなるほど樹齢が高くなるほど二酸化炭素の固定量が飛躍的に大きくなることを示しています。単純化しますと、直径の大きな樹齢の高い木を出来るだけ保護していくのが温暖化防止の早道かと思われます。無論、植樹によって新たな木々の育成を図ることも極めて大事でありましょう。 
 胸高直径  固定量  樹齢  固定量
1020.51014.5
2058.92066.7
30110.730143.6
40173.740240.7
50246.950355.4
60329.360486.2
70420.370631.7
80519.480791
CmKg/年Kg/年

          当地では植栽樹にサルスベリを選択する方が多いですね。
     植樹と育樹

















   

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Posted by とんび at 05:05│Comments(0)森のお仕事
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