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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年11月13日

脱穀作業が花盛り

3週間近くに及ぶ天日干しが完了しました。燦々とした太陽光線を浴びた稲は、見るからに乾燥しきって脱穀作業を待ちわびているかのようです。時至れり、でしょうか。早速、米作りメンバーが集まっての脱穀作業にかかります。田圃が二箇所に分散してるので、機械類の移動を伴い、作業効率は悪いのですがやむを得ません。まずは1号田圃、楠公さんの史跡近くに存在します。借用したハーベスターをトラックから降ろし田圃の中に導入します。キャタビラー方式の走行ですので、悪路を苦にしないのが有り難いですね。ハザ掛けした稲の近くに自走させ、次々と稲穂を投入していきます。脱穀して米は自動的に袋に投入され、使用済みの稲穂は田圃へとはき出されて行きますね。


           
       ハーベスターが到着しました。例によってオペレーターはメカ担当のOk氏。
     脱穀作業が花盛り
                 天候も良し、脱穀作業は順調に捗っていきます。
     脱穀作業が花盛り

袋に8割がた籾が貯まるとブザーが鳴って交換の合図、便利な機械です。少々湿った箇所もありましたので、稲を搬送したケースもありましたが1日弱で1号田圃は完了。籾すり組と後処理組とに別れ、小生は残留組となりました。残った稲木の格納や稲ワラの整理それに分散したゴミの焼却等です。籾すりは自宅で行う農家もありますが、我々は委託作業に。一袋なんぼの賃仕事で引き受けてくれる作業所が各地にありますね。後日、籾ガラを頂戴しに行きますが、本日は籾すりして玄米に加工するのが目的です。


        脱穀した籾袋が次々と田圃に積み上がっていきます。回収が大変ですね。
     脱穀作業が花盛り
          借用したハーベスターも後期高齢者、経年劣化はやむを得ないようです。
     脱穀作業が花盛り
           どうやら種籾の保存量で意見が食い違ったようですね、多めに残しましょうか。
     脱穀作業が花盛り

作業所の機械が空いてたようで、程なく籾すり組は帰ってきました。待望の分配です。とりあえず地主の爺様宅に新米を届けに。体調が芳しくないようで、面会できなかったのでご家族に渡しておきました。残余部分はメンバーでの均等分割、30キロ詰めの米袋を自分の車へと次々に運びます。重くて腰に響くとぼやきつつも、皆さんどことなく嬉しそうですね。次は2号田圃への移動、機械類をトラックに乗せ移動します。およそ15分程度の搬送距離、そう遠くはないのですが面倒ですね。石川の河川敷近く、平野部ですので作業は楽です。こちらも充分過ぎる位に乾燥してますので、脱穀作業も順調に進捗します。但し、時間が押していますので数分の一も終わらぬうちに作業終了となりました。


     稲木用の丸太ですが、入手困難となってきましたね。切り捨て間伐の故でしょうか。 
     脱穀作業が花盛り
         脱穀した箇所はハザ掛け用の稲木を回収しました。来年に又の出番です。
     脱穀作業が花盛り

残余作業は明日への持ち越し、夏場と異なり秋は釣瓶落としの例えの如く、夕闇迫るのが早いですね。機械類は野小屋に格納し、収穫した籾も小屋に運ぶ込みます。機械類も米も夜露は毒となりますね、野小屋があって大助かり。地主さんに感謝の一言です。この近辺は水田地帯、周囲でも米作りが盛んですが、大半はコンバイン使用で稲刈りと脱穀が同時に完了しています。ハザ掛けして天日干しそして脱穀作業等の非効率的手法にこだわっているのは我々のチーム位でしょうか。但し、米のうまさでは何所にも負けませんよ。暗くなってきました、ヘッドライトを付けて家路を急ぎましょうかな。
       

                 まさに秋は釣瓶落とし、夕闇迫るのが早いですね。
      脱穀作業が花盛り

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Posted by とんび at 05:14│Comments(0)米づくり
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