2008年06月08日
直前の田起こしー1
1ヶ月ほど前に田起こしをやったのだが、あっという間に草ぼうぼうとなってしまった。それに妨害草のセリが大量発生しているようだ。緊急に対策をということで、再度の田起こしとなった次第。米作りチームは近隣の農家からいただいた機械類やあちこちからの拝借物で作業をやっている。今回はご本家の里山倶楽部から大型耕耘機を拝借することにした。セリは手作業で撤去するとしても、耕耘作業は手作業では困難だ。それにしても機械類がなかった昔の米作りは大変だっただろうな。お米には88回の手間がかかっている、一粒たりとも無駄には出来ないぞ、といい聞かされたのも当然だろう。
拝借した大型耕耘機。ヤンマーのYHS800機だ。
拝借したこの機械、かなりの年代物である。ジーゼルエンジンだが始動方法がL型クランクの手回し方式なのだ。機械工業の進展を垣間見るようで、かなりレトロな感覚で楽しめる。始動にはちょっとしたコツが必要で、左手でデコンプのレバーを引きながら(圧力を抜いて)右手でクランクを回すという方法だ。ゴトゴトという始動音と一緒に黒煙が舞い上がる。さあこれでスタンバイ、後は他の耕耘機と似たような操作方法だ。
L型クランク(取り付け部)
デコンプのレバー(黒いカバーの部分)
耕耘作業と肥料の散布とを同時並行で行うことにする。散布した化学肥料を耕耘機で土中に均等に埋め込もうとの魂胆だ。ちょっとでも楽をとの合理的思考が働く。早速肥料の準備、KさんがGTカーでJAまで走り、購入してくれはったものだ。JA大阪南ブランドの肥料で基肥一発ユーコート604という水稲用の専用肥料だ。結構値も高い。バケツに入れ込んで散布していく。
やはりキャリア豊富なベテラン組のほうがよさそうだ。均等散布は結構難しい。
肥料も田圃にはいった。これからが耕耘作業だ。同時並行で畦シートの埋め込み準備にも取りかかる。本当は畦塗りという作業が必要なのだが、職人芸が要求される。我々は手抜きで畦シートで代用するのだ。目的は水漏れ防止とモグラの侵入防止がメインだ。結構ハードな作業となる。さあ耕耘作業を始めよう、運転手は交代制だ。