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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年08月07日

土用干し

当地では土用の季節に田んぼを干しあげ、地面にひび割れ状態を作りだす慣習がある。稲作技法の一つとして伝えられてきたもので、なんでも土中のガスを抜き取る作業だとか。大半の田んぼでは既に完了しているのだが、我々の田んぼも遅ればせながらようやく終了した。よって、田んぼに水の流入をと思ったら水が来ない。炎天続きで雨がないのと、どこの田んぼも土用干し後の水の使用で、下流域まで回らないようだ。こればっかりはどうしようもない。順番を待つか、大雨を祈願するか・・・・・・・と思案していたら関東地方は集中豪雨、大阪にも大雨警報とか。ほんまかいな。

          田んぼは完全に干し上がった。後は水だけなんだが。
土用干し

おかげさまで稲は順調に生育している。高さ80センチ以上にもなってくれた。後は水を注入して台風さえ来なければ、と願っているのだが。ヒエやコナギなどもあまり見かけない。昨年よりは稲の環境が良さそうだ。苗のとき、Iさんが新調の田靴をはいて、せっせと草抜きをやって下さったおかげかな。

土用干し

畦に植え込んだ黒豆も生育が良さそうだ。収穫祝いを兼ねて生ビールで一杯・・・・・・ついつい想像力が働いてしまう。楽しみは多い方がいいですね。米作りに参加していない仲間達も、この黒豆をねらっているようだ。

        なかなか良い出来映えだ。さすが農学部出身のIkさんの作品。
土用干し

肝心の水が流れて欲しいのだが。上流域で使い込んでしまっているようだ。昔から米作りでは水争いが絶えなかったとか、灌漑設備が完備された現代でも、状況はさほど変わってはいない。雨が降ってくれないことには、設備はあっても流れる物がないのだ。雨乞い祈願かと考えてたら、雷鳴が聞こえだした。どうやら雨の予感、頼みますぞ。

            田圃への用水路もかそぼい流れだ。水がない。土用干し




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Posted by とんび at 05:13│Comments(0)米づくり
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