2008年09月15日
3ヶ月目の米
我々が田植えをやったのが6月の中旬、ちょうど3ヶ月目だ。稲穂が出ずにヤキモキしていたが、今では稲穂が黄色く色づき、頭を垂れて重そうな感じだ。結構、実もはいってるみたい。不思議なもので、一定の時間の経過とともに滞りなく成長してくれるらしい。今年は今まで台風もなく、この調子で気象条件が進んでくれれば良い収穫を迎えられそうだ。農に携わる方々のメルマガやブログを拝見してると既に稲刈りにはいった地域もあるようだ。当地では全般に遅いようで、来月の末位だろうか。新米のご飯がいただけるのは11月の初旬かな。
しっかりと米粒がはいっているようですね。
雀たちは多分に早稲種の田圃へと出掛けているのでしょう。我々の田圃にはほとんど来訪しません。ありがたいことです。キジバトやハクセキレイが時折にやってきますが被害が出るほどではありません。イノシシもここらには出ないです。もう少し山間部にはいるとイノシシ対策で大変な思いの農家が少なくないようですが。
我々の田圃です、良い眺めですね。まさに瑞穂の国。
おやおや異なものが・・・・・・・・どうやらムラサキツユクサのようですね。たった一輪、稲穂の間からひっそりと覗いています。どうしてこんな場所にと不思議ですが、種が飛んでいたのかな。せっかくだから、稲刈りまでこの地で過ごしていただきましょう。
たった一輪だけの開花のようです。
中にはこんな稲穂も。病気でしょうか、完全に死亡したようですね。手で押さえたみましたが、スカスカでした。米粒が出来上がる前に命尽きたようですね。他に広がらないように願っています。
中央部の白っぽい茎です。今のところ数本だけのようですね。
畦道ではIkさんが植え込んでくれた黒豆が実りつつあります。米の収穫と同じ頃かな。新米をほおばりながら、黒豆をおつまみに冷たいビールで収穫祭を・・・・・・・・・との想定でしょうか。ありがたいご配慮です。

数量的には、そうたいしたものではありませんが、主食を自分たちで作ることの意義は大きいものです。カビの生えたお米や工業ノリ用の事故米などを食べさせられる心配は皆目ございません。作り手も作り方も、すべて把握できているお米ですからね。それにしても一部とはいえ、流通に携わる方々から信念とプライドが消え去ってしまったようで非常に残念です。かって社会に身分制度が存在していた頃、「士農工商」と商は最下位にランク付けされていました。身分制度を良しとはしないが、この意味は考えてみる必要があるかと思います。今から140年ほどの昔、「論語と商売は両立する」と喝破した、渋沢栄一翁の伝記を読み直しておきたいものです。戦後60有余年、我々はどこかの分岐点で道を誤ってしまったのかも知れないですね。
ムラサキツユクサは、ほんとうに紫色をしています。なので、これは普通のツユクさだと思います。
今の季節、朝の空気が冷たくなると、花びらの色が濃くなって、とてもきれいですね♪
それとム画像の花ですが、何故か小生は子どもの頃からこの花をムラサキツユクサと覚えていました。図鑑を見ると、接頭語なしのツユクサですね。ご指摘のとおりです。
それにしても、よくご覧になっていますね。注意力のにぶい小生とはえらい違いです。今後も又の可能性があります。その折には、ご叱正の程よろしくお願い致します。
