2008年11月02日
今日は脱穀だ
長老のUさんかから緊急連絡、「お天気良さそうなので明日は脱穀だ」。いつもこの調子である。幸い予定が入ってなかったので出動可能となった。ハーベスター用のガソリンを購入して田圃に向かう。UさんとOkさんは機械の搬送だ。9時作業開始、ハーべスターの調子が良く、脱穀がどんどん進んでいく。ただ機械が古いせいか不明だが、ゴミと一緒に籾も結構に吹き飛んでいる。脱穀の歩留まりがかなり落ちそうな気配だ。一部腐植した穴からも籾が飛び出していた、無論これはガムテープで緊急処理をしたのだが。Kさんも到着されたので、脱穀作業、畦の草刈り作業、稲木の撤去作業とを同時並行で進める。昨年と比し、かなりハイピッチの進行だ。
ハーベスターが順調で、作業は快適に進みます。
脱穀した後には次々ともみ袋が貯まっていく、何ともいい光景だ。当地での米作りも経験年数が増え、皆さん手順がわかってこられたようで、年々作業が快適化します。ありがたいことです。来年は作付けを増やそうよ、との意気高い発言も飛び出す始末・・・・・・・・皆さん米作りに自信を持って来られたようで。
自走して稲木を回ります。 末尾の袋には籾が貯まる。
次々と貯まっていく籾袋、米が満杯です。
昼前には大半が終了しました。お天気が下り坂のような雰囲気なので、全部やり終えてから昼食にと路線変更。1時過ぎには完全に脱穀完了しました。やれやれの安堵です。安心して弁当とできます。例によってゲストハウスに戻り、Kさんが作られた渋抜き柿や差し入れと陣中見舞いに来てくれた里山倶楽部の仲間、NgさんNsさんからのお菓子をいただきました。暖かい味噌汁や焼き芋もあり、少々食べ過ぎの感。メタボの心配が出てきそうです。
差し入れされたミカンを頂戴する。
Kさん手作りの渋抜きされたヒラタネ、結構な甘さでした。
昼食後には後始末組と籾すり組とに別れ、再び作業開始。籾すり組は軽トラで籾すり場に米を運びます、小生は後始末組なのでワラの処理や機械の保管、用具の格納、ゴミの焼却等を担当します。秋は釣瓶落としとも言いますが、暮れるのが実に早いですね。4時を回るとあたりは薄暗くなってきます。
脱穀した後に残るワラは貴重な農業用資材です。農薬使用は1回のみの低農薬栽培なので、ワラも安心して使用できます。もっぱら野菜栽培のマルチとして利用します。いわゆる雑草よけですね。使用後は腐って肥料となるので、最後まで活躍してくれますね。
せっせとワラを格納します。向こう1年間使用するのです。
ここでもワラの収納中。ハーベスターはシートで覆って今夜はお泊まりです。
籾すり組が帰ってきたのは5時半を回っていました。周囲は真っ暗です。籾すりが済んで玄米となった米がトラックにのっかってます。早速皆で分配し持ち帰ることに。そうそう地主さんにも届けないと。Hgのおじいちゃん元気にしてるかな。
ロシアではダーチャという習俗があるそうです。簡単にいうと小屋付き菜園とでもいうのでしょうか。ここで週末は野菜作りに励むそうです。かの国が困難な経済情勢にも関わらず住民が飢えないのはこの故かも知れませんね。
よろしかったらベランダ菜園でも始められませんか。病みつきになりますよ。
