2008年12月20日
再びの試みは
久方ぶりに自宅で半日程まとまった時間が取れることになった。こういう時は懸案事項を片付けるに限る。いくつかの課題を抱えているのだが、本日は刈払機の修理に挑戦しよう。かねて「とんびくらぶ」から持ち帰っていた奴だ。前回一度チャレンジしたのだが復活はかなわなかった。微妙な機械で、エンジンストップがしばしば生じていた。そしてとうとう動かなくなってしまったのだ。ご本家の里山倶楽部から回して貰った2台の一部だが経年劣化だろうか。前回はプラグ関係をあたってなんとか火花が飛ぶ段階にまでは修復できたのだ。ただエンジンの爆発にまでは至らなかった。
エンジンが始動しない刈払機。原因は何処に。
まずもってアクセルの修復を図ろう。前回修理の段階でバーへの固定バネ(?)が破損したのか取り付け不能となってしまったのだ。これは簡単で畑の野小屋に放置していた廃物から部品取りした。幸いにして同じ仕様であったので交換のみでOKだ。
バーへの取り付けが不能と
なってしまったアクセル。
中央部の白いネジで一体化
されているのだが、これが
破損した模様。
右下の金具でバーに固定
してもすぐ外れてしまうのだ。
部品取りしたパーツ、同じ
仕様なので交換のみで
OKだった。
次は難関のエンジンである。前回の作業でプラグは発火している。とすると混合ガスの状態が原因だろうと推測する。可能性は、1、混合ガスが正常に作られていない 2,混合ガスがエンジンルームに送られていない・・・・・・・この何れかであろう。タンクからキャブレーターへは燃料は上がっているようだ。キャブレーターへの空気はチョークで調整する。チョークのレバーを動かしながら正常に作動しているのを確認する。下記の画像がそれである。
右側のチョークレバーで中央部の白い金具が上下する。流入空気の調整だ。
キャブレーターを分解したところ、中央部の円内の茶色の金具がアクセルである。これが上下することで、燃料と空気の混合比率が変化して回転数が変動するのだ。現在は車に使われることは無くなってしまった。電子制御全盛の時代、懐かしい古典的パーツかも知れない。さてキャブレーターは正常に作動しているような可能性。とすればエンジン内部への混合ガスの流入の問題か。ガス漏れ?、んなことないかとも思うが、ガスケットを外して見るとかなりへたっている。
中央部の茶色いのがガスケット。ガス漏れ防止用のパーツです。
ガスケット1枚なんて販売してないので自作することに。薄いゴム板を購入してきて彫刻刀でカットしていく。見よう見まねで同じような仕様パーツを作り上げた。案外にうまく取り付けられた。漏れはなさそうな感じだ。
購入した代用パーツの素材。
1枚100円程度でした。
上が正規品、かなりへたっています。
下のが自作品、不格好ではあります
が機能は同じものです。
エンジン側のガスケットを受ける部分。
寒風の中で上記のような作業を行いエンジン始動を試みた。結果はノン。エンジンの軽快な爆発音は聞こえて来なかった。いったい何が原因なんだろうか。現段階では正確な理由がつかめていないようだ。再度、時間を確保して違う角度からの挑戦を試みてみようと思う。困難であればある程チャレンジの喜びもひとしお・・・・・・・・・・・と理解しておこう。