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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年03月02日

山仕事の道具

プロは言うに及ばず我々のようなボランティアであっても道具を使いこなす、否、道具がなければ仕事にはならない、といったほうが正確か。山仕事も道具の開発と比例して仕事が効率化してきたようだ。仕事の中心は木を切ることであろう。かってはノコギリと斧と鉈が中心であったようだ。この時代が長く続いたのだが、いつの間にかチェーンソーに取って代わられた。最近はハーベスターなる大型機械まで使用されている。無論、我々のような素人集団では、せいぜいがチェーンソーあたりまでであろう。ノコギリは目立てをしながら大事に使い込まれたようだ。形といい、大きさといい、刃の数や長さなど、実に様々なタイプのノコギリが開発されたようだ。最近は目立てをしながらノコギリを使う人も少ないのではなかろうか。アサリといった言葉も死語に近いであろう。近年売られているのは替え刃式のノコギリばかりである。我々が使用しているのも替え刃式、切れ味が悪くなったら新品の刃と交換する方式だ。


         巨大なノコギリです。さぞや大径木を倒し続けたのでしょうね。
山仕事の道具
                二人で使うノコギリもあったようですね。
山仕事の道具


斧や鉈なども似たような状況である。さすがに刃の交換ということはないが、いわゆる使い捨て方式であろう。これは購入先が近くのホームセンターということにも関係ありそうだ。いくつかの用具を買い換えしながら使ってみて、思うのは、やはりホームセンターの用具はそれなりの用具という実感である。確かに比較検討が容易で手軽に購入できるメリットは大きい。最初に購入する用具はホームセンターで、というのは利便性の方が大かも知れない。ただ使用している間に不満が出てくるのも事実である。やがて専門店巡りが始まってくるのであろう。ただ残念なことにというか当然なことか、価格が急激に上昇してくるのだ。どこで妥協するのかが思案のしどころであろう。


                こちらは木を削る道具のようですね。
山仕事の道具

       ヨキとも呼ばれた斧です。受け口・追い口は現在も同じですね。
山仕事の道具


ボランティア活動でどこまで用具をそろえるのか、難問に悩む方もおられるだろう。凝り出したらキリがないのだが、最低限度必要な用具類は下記のリストあたりだろうか。無論、活動内容で異なってくるのでおおざっぱな目安として留め置いてください。現場で先輩方の行動をみて、ボチボチと揃えられたらいいかと思います。

   1,厚手の長袖シャツ、長ズボン
   2,長靴、地下足袋、安全靴・・・・・など
   3,ヘルメット
   4,ノコギリ(刃の荒いもの・刃の細やかなもの)
   5,鉈・鎌
   6,ゴーグル
   7,手袋(出来れば革製)
   8,ザック
   9,ナイフ

道具はまさにピン・キリです。凝り出したら道具集めで一生を終わるかもしれません。あくまでも作業を前提とした道具ということで、体に似合った使いやすい道具を選んでください。最初の間はホームセンターでの購入で充分かと思います。


         木登り専用の道具ですね。枝打ち等に活用されたようです。
山仕事の道具
         こちらはマタギ衆の道具でしょうか。ライフルの原型かな。
山仕事の道具
            何を切ったのでしょうか。大切り包丁です。
山仕事の道具

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Posted by とんび at 05:16│Comments(0)森のお仕事
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