オオサカジン

  | 河内(南河内・中河内)

新規登録ログインヘルプ


金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年06月10日

師匠の田植え

明日にでも入梅、そんな予報を待ってはったのか師匠が田植えを始めはった。息子さんも手伝いのようだ。今日は年休取得での応援部隊かな、強力な助っ人であり後継者育成の教育でもあるのだろう。心なしか師匠も嬉しそうな気配。己の事業を誰かが継承してくれる、しかもそれが我が子であれば・・・・・・・・・・・・世の大多数の零細企業等では見かけにくい現象であろう。師匠宅は周囲が己の田圃で実に利便性がいい。納屋で農機具のエンジン掛けを行い、そのまま田畑へと出動できるのだ。願ってもないような事業環境であろう。通勤時間はゼロに近いのだから。もっとも現場は歴史遺産のど真ん中、物好きな趣味人(?)が多々見学に押しかけ、師匠を見つけては質問攻めにするそうだ。


            師匠の田植え姿、愛用の二条式田植機が現在も活躍中です。
師匠の田植え


本日も朝から田植えにかかられたのだが、地元の某大学の教授にとっつかまり、2時間程近隣の風俗や慣習や歴史について語らされたそうだ。仕事にならないとぼやいておられるが、満更でもなさそうである。元々が歴史好きなんだろう。そういえば地元の遺跡保存会の主要なメンバーとか聞き及んでいる。かって東京の某大学院教授がこられ、棚田の現況調査で三日間付き合わされたそうだ。用水路の取水口の研究が主なテーマーの方だったそうだが、マムシの出没地域に革靴で案内を頼まれ流石に断ったとか。街の方は現場の怖さを全くご存じないみたいで困ってしまうようだ。


           みごとですね、ほぼ直線状に苗が並んでいます。
師匠の田植え


師匠も機械好きなんだが、現場が棚田の故、選択には一定の限界がつきまとう。最新式の農機具など使用できないケースが多い。棚田には棚田に適した農機具があり、師匠の場合は修理を重ねながら数十年にわたって古い機械を大事に使っておられる。本日の主役でもある田植機だが、歩行式の二条田植機と呼ばれる物。今時こんな機械を使っている専業農家も少なかろう。だが棚田の稲作にはこれがピッタリなんだ。我々の米作りも、借用だがこの二条式田植機を使用する。最新式の乗用型に比べ時間も手間暇もかかるが、小回りの効く融通無碍の使い勝手は何とも言えない。新しい物が最善とは言い難いのだ。


          畦にご注目、無論これは機械を使ったプロの仕事だそうです。
師匠の田植え


どうやら近畿地方も入梅のようだ。我々の稲作は苗作りが遅れており、田植えはもうしばらく後になりそうだ。日中は暖かいのだが朝夕と夜間が少々冷え込んでるみたいで、苗の発育が思わしくない。農作業はカレンダーではなく種子や苗の状況で刻々と変化する。工場労働みたいなスケジュール管理は出来ないのだ。お天気と相手様次第、ボチボチ、ボチボチ・・・・・・・・・・融通無碍な心境で臨機応変にまいりましょう。


      なかなか様になっていますね。この道うん十年のキャリアが光っています。
師匠の田植え


同じカテゴリー(米づくり)の記事画像
ぼやき話も出ますわな
トラクターは何処へ(2)
トラクターは何処へ(1)
小さな商いを
脱穀作業が花盛り
戦い済んで日が暮れて
同じカテゴリー(米づくり)の記事
 ぼやき話も出ますわな (2010-12-14 05:07)
 トラクターは何処へ(2) (2010-12-04 05:10)
 トラクターは何処へ(1) (2010-11-30 05:05)
 小さな商いを (2010-11-23 05:03)
 脱穀作業が花盛り (2010-11-13 05:14)
 戦い済んで日が暮れて (2010-11-04 05:13)

Posted by とんび at 05:17│Comments(0)米づくり
この記事へのトラックバック
関東・関西の男性用高収入バイト情報。ホストクラブのホストやボーイ、キャバクラ・風俗店の受付スタッフやドライバーなど。未経験OK、日払いOKもあります!
男性向け高収入アルバイト情報がてんこ盛り【高収入求人情報男ワーク】at 2009年06月10日 14:47
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。