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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年06月25日

補植作業

本日は田植え後の補植作業、昼過ぎに集まりましてミーティングの後、二カ所に分散している田圃の補植にかかります。うるち米と餅米の相違はあっても作業自体は同じ事です。まずもってのチェックポイントは、以下の5点くらいでしょうか。

    1,欠株となっている場所
    2,植え付けた苗が浮いている場所
    3,孫地の場所
    4,苗が1本のみの場所
    5,苗の列が極端に歪んでいる場所 


          補植作業の一場面です。泥んこに足を取られながらの腰曲げ作業です。
     補植作業


上述のポイントを重点的に回って苗の追加植え付けや手直しを行うことを補植作業といいます。ぬかるんだ田圃に足を取られながらの炎天下の肉体労働です。腰を曲げての作業となりますので、長時間に及ぶと相当な負担となってきます。なんぼ田植機を使ってもこの補植作業は外せませんね。機械=万能=完璧・・・・・・・といった図式を想像しがちですが、なんのなんの。田植機は確かにスピードは速いですが完璧ではないどころか、結構、手作業での補正が必要です。Tnさんのように、田圃の長方形部分のみ、機械でやれる範囲のみ・・・・・・・といった風に割り切れたら別ですが。従ってこの補植作業を簡単に済ませようと願えば事前の工夫が必要です。単純化すれば、代掻き作業を二回やることで補植の軽減と苗の活着化を図ることが可能かと思います。

     
              中央部の苗の空白地帯が、いわゆる孫地にあたります。
     補植作業


補植を適正に実施しようと思えば水は少なめの方が便利です。水深が深いと苗が水没して状況の把握が困難なのです。まずもって水抜き、これが最初の作業で、続いて苗を持っての補植作業となります。具体的な活動を画像で眺めてみましょう。


               水門を空けて水を落とします。補植の前提作業です。
     補植作業
             急激に水量の減少です。無論補植が済めば元に戻します。
     補植作業
                  水量が減ってくれれば補植も楽ですよね。
     補植作業


補植作業と並行して畦シートの壁塗り作業も行います。下の田圃の隣地が民家であり、ナスのハウス栽培も行っておられます。ここに万が一でも田圃の水が流れ込むと大変な事態となります。したがって畦シートのみならず壁塗りを行うことで水漏れを強化しようとの作戦です。お隣の孫息子まで応援に駆けつけてくれました。ばあさまもお出ましでワイワイ言いながらの愉快な作業となりました。


               お隣の民家は下の田圃より一段低い位置にあります。
     補植作業
                       水漏れ防止用の壁塗りです。
     補植作業


補植作業が終わったら ? 、無論何らかの楽しみを見つけようとするのが我が仲間達。Uさんが何やら始め出しました。田圃の土をすくいあげて畦に塗っております。一目瞭然ですね、いわゆる畦豆の栽培準備。近畿は丹波の黒豆が有名ですが、何、南河内の青豆も負けず劣らずの作品。ビールのおつまみには最適な品です。新米を収穫し、熱々の白米とビールと枝豆で収穫祭を・・・・・・・・・・そんな思惑かな。


                どうやらUさんの魂胆は枝豆の栽培のようですね。
     補植作業
     







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Posted by とんび at 05:15│Comments(4)米づくり
この記事へのコメント
おはようございます!
画像を拝見してますと
風の香りや音まで届いてきそうです。
畦道もくまなく利用して恐るべし(笑)先人の知恵を実践されてます。
枝豆とビールは最高

ところで岐阜県美濃市で白いおたまじゃくしが見つかったんですよ!!
近日中に見に行く予定です。
Posted by 乙女椿 at 2009年06月25日 05:28
今日も暑かったですね。
相変わらず田圃や畑で遊びまくっております。

白いおたまとはこれいかに。想像に過ぎませんが、多分遺伝子の関係では。

昔、何かのドキュメントで拝見したのですが、
人間も数世代にわたって近親結婚を続けると色素が抜けて、白人の
ような日本人が生まれたとか聞いたことがあります。

場所は忘れましたが、山奥で他の集落との交流がほとんど出来なかった地域だったように記憶してます。

何かの民俗誌を呼んでいて、数百年の昔かと思いますが、とある山間部では旅人を宿泊させた際に娘さんとの交流をとおして外部の血の導入を図った、というような風習があったようです。

ある意味では、人間の深い智慧が働いていたのかも知れないですね。
Posted by とんびとんび at 2009年06月25日 18:53
こんばんは☆
ここしばらく私用でバタバタしてましたので、白いオタマジャクシがすでにカエルになっていなくなってました‥。
美濃市役所の広報室のパソコンで見せていただいたものは、白いカエルではなくて金色でした。
黒い色素を持たない突然変異だそうです。
明朝、とんびさんが起床される頃には、記事ができると思いますのでご覧下さい。
Posted by 乙女椿 at 2009年07月14日 23:58
さっそく拝見しました。
タイミングの問題もあったかもしれませんが、直接己の眼で、という知的好奇心と行動力とに敬服します。

それにしても、おたまでよかったですね。人間界でこんな事例が生じていたら、虐めの対象でしょうね。

日本人は特に同一性を要求するそうですから。

蛙となったおたま君、水槽を飛び出してどこへ脱走したのでしょうか。美濃市役所には大きなため池でもあるのかな。
Posted by とんびとんび at 2009年07月15日 05:38
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