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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年07月28日

朝露の田圃

どこかで名誉挽回を図らないと・・・・・・・・・確かそんなことをどこかで書きましたね。田圃の草抜きの話でした。農作業とりわけ米作りなどは共同作業の賜です。昔ほどの共同体感覚は無くなっていますが、それでも水利を始めとしてお互いが助け合わないと収穫には至らないのです。ましてや我々の米作りはチームによる共同作業、だれかが手を抜けばその分誰かが負担をかぶります。仲間に負担をかぶせ続けるわけにはいかないですよね。そんなこんなで早朝からもう一カ所の田圃へと出勤しました。今年から新規に始めた田圃です。朝露に輝く稲穂はなかなか見事で、これが雑草に荒れ果てていた田圃かと見違える程です。緑の稲穂がたなびく様を眺めていると、まさしく我が国は瑞穂の国と実感せずにはおられません。全国で埼玉県にも相当する耕作放棄地・休耕地が存在するなんて信じられないような光景ですね。


          畦道には河内の黒豆が光っていますね。休耕地の跡とは思えぬ程です。
     朝露の田圃
       付近には一面の水田が広がっています。我々の地主さんもホッとされたでしょう、
     朝露の田圃


オオカミ少年かと言われそうですが、次の時代は食料と水資源の争奪戦となる・・・・・・・・そんな予感がしております。至極単純に考えても今現在ですら、満足な食生活をおくれぬ人々が無数に存在します。その上に爆発的な人口の増加です。お隣の中国も高齢社会をにらんだのか一人っ子政策を放棄した模様です。東アジアに限っても中国やインド或いはインドネシアといった膨大な人口増加国があります。しかもこぞって軍備増強に力を注いでいるわけです。某国のリーダのように、ご近所が嫌がることはしない、とか外国人にも参政権をとか、脳天気な方針をとっているとまさに近隣某国の宰相が語ったように、20年以内に日本は無くなっている・・・・・・・・・・・そんな現実が生じるかも知れませんね。来月下旬には、国民の近未来への展望と洞察力と思考力とが試されるのでしょうね。奈落の底への選択とならぬよう期待したいと思います。


           強力な助っ人の登場です。作業成果が一段とアップしますね。
     朝露の田圃


田圃の中で黙々と草抜きを続けていたら、突然「お早う」との大声が。軽トラに同乗したUさんとOkさんでした。何でも地域共同の草刈りが葬儀で中止になったとか。そのまんま、田圃の草刈りに出動してくれたようです。有り難いことです、午後にでも刈払機を持参しようと考えてましたがおかげで午前中で済みそうです。ご参考までに畦道の前後を画像で覗いてみましょう。


                小生が到着した時の畦道、左側の草むらです。
     朝露の田圃
            お二人が出現した後の畦道です。すっきりしましたね。
     朝露の田圃


午前中かかって畦の草刈りと上の田圃の草抜きが完了しました。下の田圃の草抜きはまだですが、近日中に処理しようかと思います。稲穂があまり大きくならぬ内が良さそうですね。それにしてもOkさんとUさんの臨機応変な活動で助かりました。地域の草刈りに参加する予定だったそうなので、そのままハンドルを少し回すだけで対応可能なようでした。ご尽力に感謝します。


            チームボスのUさん、最高齢とは思えぬパワフルさです。
     朝露の田圃

          ゴミ置き場と化していた野小屋周辺も片付けていtだきました。
     朝露の田圃


米作りをとおしてチームプレーの大切さと必要性とを改めて実感します。日本人が数千年間貫いてきた生き様、この伝統的な行動様式が復活すれば、困難な現状打開への端緒ともなりそうですね。グローバルスタンダードなどといった横文字のまやかし理念に振り回されないことが肝要かと思います。壁にぶつかったときは、ご先祖様達がさりげなく提示しておられる智慧を見つめ直し熟慮するのが良策かと考えます、諦めずに頑張りましょう。
「木が美しいのは、自分の力で立っているからだ」・・・・・仏教詩人の坂村真民さんの言葉だそうです。





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Posted by とんび at 05:17│Comments(2)米づくり
この記事へのコメント
凄い凄い!感動しました。
Posted by おやすみネコ at 2009年07月28日 06:41
こんばんわ !
お立ち寄りいただきまして誠にありがとうございます。

大阪の南東部の山中で百姓のまねごとをやっています。
仲間達との交流や、動植物との触れあい、或いは農産物との格闘など
たわいもない話を綴ったブログです。

レンズを通してさりげない日常風景を追っかけています。
南河内の風土の一端でもお伝えできれば幸いかと願っています。
お暇な折には、又、ご気軽に遊びに寄って下さい。
Posted by とんびとんび at 2009年07月28日 21:31
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