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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年07月30日

蓑笠着けて

蓑と笠ってご存じでしょうか。高校生の時に日本史を専攻された方で超優秀な学生であった方のみが、ああ、あれか、と頷かれる程度ではあるまいか。かって我が国で数百年(数千年?)にわたって活用されてきた、愛すべき道具であろう。農耕民族とりわけ湿潤多雨の我が国では無くてはならぬ用具でもあった。かって我が国を占領したGHQはこの用具を見て、ゲリラ兵の変装用具と断定したそうな。そんな大層なものでもないが、蓑と笠がないと米作りが出来なかったのは事実であろう。現在、田圃で見かけることは先ず無い。あたりまえか、それ以上の用具が開発されているのだから。


           雑草が気になっていた下の田圃です。意外とありませんでした。
     蓑笠着けて


いつもの悪い癖で前置きが長すぎますね。結論を先に言ってしまえば、雨合羽とヘルメットに相当する物です。最近はゴアテックスというような優れもんの雨合羽が開発されてますが、田圃での使用にはチト高価でもったいないでしょう。小生達のはホームセンター製のそれなりの商品です。従って雨の中で作業をすると、中から蒸れまくって蒸し風呂状態となります。田圃でヘルメットは使用しませんが、麦わら帽子か野球帽あたりが定番でしょうか。
さて本日も朝から小雨模様でしたが、田圃へと出勤しました。雑草の繁茂が気になっていたからです。今年から始めた新規の田圃、上下2枚で400坪位ですが、上の田圃の草抜きは完了しました。気になっていたのが下の田圃、稲の成長が大きくないうちに抜き取っておきたいものです。蓑ならぬ雨合羽を着込んで田圃にはいります。バケツを下げて雑草を探しながら歩き回りますが、意外と少ないです。上の田圃に比べたらかなりの少なさ、除草剤の効いた水が流れ込み雑草の発育を止めたのか、それとも誰かが先にはいってくれて抜き取ってくれたのか。


           抜き取った雑草です、外観上は稲とあまり区別できないですね。
     蓑笠着けて
        簡単な判別法・・・・規則性から外れる物。田植機での植栽ですから。
     蓑笠着けて


かなり入念に田圃の中を歩き回りましたが、バケツ一杯~二杯位の雑草のみでした。有り難いことです。除草剤を全く使わない無農薬農法では、雑草の抜き取りに日々追われます。多くの方が腰痛に悩まされ、職業病的になるのも無理のない話かも知れません。おかげさまで1時間程度で作業完了となりました。この程度で済めば腰痛に悩むこともないでしょう。雨脚が強くなってきたので引き上げましょうかな。


        今年もおいしい新米にありつけそうですね。品種はヒノヒカリです。
     蓑笠着けて


雨で田圃に人気がないのを幸いとしたのか野鳥が大挙して食事に来訪しています。どうやら鴨の一種のようですね。鴨は冬場の渡り鳥かと思っていたのですが、留鳥もいるのかな。まさか合鴨が逃げ出して・・・・・・・・・・うんな事はないですよね。まだ米はこれからが成長期、合鴨としてもまだ幼鳥のはず。観察してる範囲ではどう見ても成鳥です。はてさて何の鳥やら。野良仕事ではこうした思わぬハプニングや出会いがあり、何とも素敵な時間を楽しむ事があります。望遠レンズを持参しておれば良かったのですが、ズームの許す範囲でアップしてみます。種別が判定可能でしょうか。ご存じの方がおられましたらご教示をお願いします。


                鴨の一種だと見たのですが・・・・・・・・・・・。
     蓑笠着けて
           朝食の時間帯のようですね、全部で20羽ほどの集団でした。
     蓑笠着けて
                  これは多分サギの仲間でしょうね。
     蓑笠着けて







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Posted by とんび at 05:08│Comments(0)米づくり
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