2009年09月23日
未知なる樹木との遭遇
岩湧山に通い始めて幾つかの楽しいことがあるが、代表格は未知なる樹木との出会いであろう。無論、樹木そのものは元々そこにあったもので、新たに生じた訳ではない。訪問者たる小生が気づかなかった、わからなかった、だけの話であるのだが。樹木の同定は難しい、草花のように特徴的な花が咲くのは少なく、幹や葉や実などで判別するしかないのだ。この点、専門家の同行があれば非常にラッキーな話となってくる。トモロスと出会って幸運だったのは人材豊富なことだった。樹木や植物に堪能な先輩の某女史の存在があって、山行き毎に新たな樹木を覚え込む。記憶力が悪いので1回につき1個を覚えるように心がけている。
岩湧山へは沢山の人々が植物や樹木の探索に。

講師として来訪された伊藤先生も語っておられたが、樹木を判別しようと思えば何回も現場に通って木々と仲良くなることだ、そうだ。最低でも四季の訪問は必要だろう。岩湧山にはのめり込む人が多い。カメラ片手に訪問する人が大半だが、目的は風景だったり蝶や昆虫だったり小動物だったり・・・・・・・・狙う分野は異なっても熱中するのは同じようだ。どの分野であれスキルアップには師匠や先輩を求めるのが一番の近道であろう。上述したように、トモロスでは某女史にお世話になっている。全く気づかなかった樹木が、彼女の解説で生き生きと目の前に飛び込んでくる。帰宅して図鑑で再確認し、間違いないことに安堵と喜びに満たされるのだ。有り難い境遇である。
樹種は不明ですが、こんな大木もあります。

最近教えていただいた樹木を数点ご紹介しよう。今までは関心も知見もなかった樹木だが、彼女のおかげで脚光を浴びるようになってきた。岩湧山は気象条件の分水嶺に当たるようで、南方系と北方系の両者の植物群が同じ山の中で見れるそうだ。樹木もしかり。なかなか奥行きの深い山のようで興味津々である。人工林の間伐だけに熱中するのはもったいない話ですね。それでは最近に教授いただいた数点の樹木をアップしましょう。
(1) ウラジロカシの樹です

(2) エゴノキです

まずはブナ科に所属するウラジロガシの樹です。岩湧山では代表的な樹種でしょう。山麓の滝畑村ではこの樹の葉を使って注連飾りを作る風習があるようです。昔からの身近な存在であったのでしょう。続いてはエゴノキ、かって当ブログでもアップしたかと思いますが、エゴノキ科の樹木で実は食用可能なようですが相当なえぐみがあるようです。やや湿地を好むようで谷間のひんやりした場所に自生しています。開花期は5~6月の頃で白やピンクの花です。
(3) サカキです

(4) ホウノキです

サカキは神事に使う樹木として有名である。図鑑をめくってみるとサカキの代用としてヒサカキを神事に使うとの解説があるが、小生にはサカキとヒサカキとの区別はつかない。ヒサカキの方が枝葉が小さいのと、サカキの葉はつるつるしてギザギザが無いことで判別するそうだ。画像は間違いなくサカキのようですね。ホウノキはモクレン科の樹木で大きくなりやすく樹高30メートルにもなるようだ。岩湧山で見たのは数メートルだったが大木になるのだろう。葉には殺菌作用があるようで寿司や餅などを包むのに使用されるようだ。木曽や信州に出かけると、ホウバミソと呼ばれる郷土料理も存在する。
探索の基地はもちろん四季彩館ですね。

岩湧山へは沢山の人々が植物や樹木の探索に。

講師として来訪された伊藤先生も語っておられたが、樹木を判別しようと思えば何回も現場に通って木々と仲良くなることだ、そうだ。最低でも四季の訪問は必要だろう。岩湧山にはのめり込む人が多い。カメラ片手に訪問する人が大半だが、目的は風景だったり蝶や昆虫だったり小動物だったり・・・・・・・・狙う分野は異なっても熱中するのは同じようだ。どの分野であれスキルアップには師匠や先輩を求めるのが一番の近道であろう。上述したように、トモロスでは某女史にお世話になっている。全く気づかなかった樹木が、彼女の解説で生き生きと目の前に飛び込んでくる。帰宅して図鑑で再確認し、間違いないことに安堵と喜びに満たされるのだ。有り難い境遇である。
樹種は不明ですが、こんな大木もあります。

最近教えていただいた樹木を数点ご紹介しよう。今までは関心も知見もなかった樹木だが、彼女のおかげで脚光を浴びるようになってきた。岩湧山は気象条件の分水嶺に当たるようで、南方系と北方系の両者の植物群が同じ山の中で見れるそうだ。樹木もしかり。なかなか奥行きの深い山のようで興味津々である。人工林の間伐だけに熱中するのはもったいない話ですね。それでは最近に教授いただいた数点の樹木をアップしましょう。
(1) ウラジロカシの樹です

(2) エゴノキです

まずはブナ科に所属するウラジロガシの樹です。岩湧山では代表的な樹種でしょう。山麓の滝畑村ではこの樹の葉を使って注連飾りを作る風習があるようです。昔からの身近な存在であったのでしょう。続いてはエゴノキ、かって当ブログでもアップしたかと思いますが、エゴノキ科の樹木で実は食用可能なようですが相当なえぐみがあるようです。やや湿地を好むようで谷間のひんやりした場所に自生しています。開花期は5~6月の頃で白やピンクの花です。
(3) サカキです

(4) ホウノキです

サカキは神事に使う樹木として有名である。図鑑をめくってみるとサカキの代用としてヒサカキを神事に使うとの解説があるが、小生にはサカキとヒサカキとの区別はつかない。ヒサカキの方が枝葉が小さいのと、サカキの葉はつるつるしてギザギザが無いことで判別するそうだ。画像は間違いなくサカキのようですね。ホウノキはモクレン科の樹木で大きくなりやすく樹高30メートルにもなるようだ。岩湧山で見たのは数メートルだったが大木になるのだろう。葉には殺菌作用があるようで寿司や餅などを包むのに使用されるようだ。木曽や信州に出かけると、ホウバミソと呼ばれる郷土料理も存在する。
探索の基地はもちろん四季彩館ですね。

Posted by とんび at 05:11│Comments(0)
│森のお仕事
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