2010年02月27日
竹藪整理で回廊を
竹林の弊害というか脅威というか、そんな話が取りざたされて大分の時間が経ちますが、うまい解決法は見あたらないようですね。当地でも竹が蔓延しています。孟宗竹がダントツでしょうが、それ以外にも真竹や篠竹などが各地で繁茂しています。恐ろしいのはその繁殖力、とてもじゃないですが樹木や野菜等の比類ではありません。気づいたらしらぬまに竹林となっていた、そんな案配ですね。かっては竹細工という仕事もあってか盛んに活用されたようですが、最近は利用される方も無いようです。各種のイベントで多少を加工する程度でしょうか。竹炭や竹酢液といった活用もあるようですが、ボランティアか趣味の域を出ないようですね。残念ですが時代の趨勢でしょうか。
切り開いた藪からは可憐な白梅の花も。

この竹林、素直に植生してるだけなら可愛げもありましょうが、他の領域にまで浸食するんですね。休耕地や耕作放棄地などは、最初はブッシュですが時の流れと共に灌木帯や竹林へと変化します。竹は強靱で鋸を使用しても簡単には切れてくれません。一端蔓延らすと後の処理が大変です。実は梅街道と称している地主のばあさまの雑木林、ここも竹林へと変化しつつあります。今の内に手を打っておかないと、取り返しがつかない事になりかねません。危機感を持ってはいたのですが、作業の開始にまでは至りませんでした。
こんな竹藪が次第に雑木林から棚田へと浸食を始めています。
1本づつの手刈りとなりますね。目の細かい鋸が必需品です。
ふとした機縁で、建築家の安藤忠雄氏の講演を聴く機会がありました。いろんな話を為されましたが、一番印象に残ったのが、「緑の回廊」を作ろうとの呼びかけでした。林野庁などでも政策化され10年以上のプロジェクト実績があるようですが、発想はひょっとしたら安藤氏かも知れないですね。簡単に申しますと、動物や植物の多様性を保全するために、その移動経路や生息地をつないで生態系の保護を叶えられるような通路を創ろうとの運動です。いわば動植物のスーパーハイウェイとでも申しましょうか。楽しくなってくる発想ですね。人間のスーパーハイウェィは単なる利便性ですが、彼らのそれは生存権ですよね。人間は存在するだけで害となる・・・・・・彼等の目線からはそんな判断でしょうが、まあ、それはともかくとして我々も多少は遠慮が必要でしょう。
鎌は使用しない方が良いですね。水平切りが要求されます。

損林ボランティアに所属する人間の一人として、やれる範囲の行動は取らなければ。遅まきながらようやくそんな心境に至りまして、懸案の竹藪に手をかけた次第。前置きが長いですが、早速に切り始めました。竹は鋸で水平切りにしないと後が危険です。束で切れるほどヤワでもなく、1本づつの伐倒が要求されます。何せ数量が半端ではないので作業は遅々として進みません。中腰で竹の根元を切るので腰への負担が大きいですね。5分作業して5分休み・・・・・・・・・そんな感じで気長にやっていこうと思っています。雑木林を本来の雑木林足るべく、竹林の繁茂を押さえ込みたいものです。数年間にわたって継続できたら、竹も消滅するのでは、そんな淡い期待を抱いてますが少々甘いかな。
予想通り竹藪の中はゴミだらけ、空き缶や空き瓶が多いですね。

切り開いた藪からは可憐な白梅の花も。

この竹林、素直に植生してるだけなら可愛げもありましょうが、他の領域にまで浸食するんですね。休耕地や耕作放棄地などは、最初はブッシュですが時の流れと共に灌木帯や竹林へと変化します。竹は強靱で鋸を使用しても簡単には切れてくれません。一端蔓延らすと後の処理が大変です。実は梅街道と称している地主のばあさまの雑木林、ここも竹林へと変化しつつあります。今の内に手を打っておかないと、取り返しがつかない事になりかねません。危機感を持ってはいたのですが、作業の開始にまでは至りませんでした。
こんな竹藪が次第に雑木林から棚田へと浸食を始めています。

1本づつの手刈りとなりますね。目の細かい鋸が必需品です。

ふとした機縁で、建築家の安藤忠雄氏の講演を聴く機会がありました。いろんな話を為されましたが、一番印象に残ったのが、「緑の回廊」を作ろうとの呼びかけでした。林野庁などでも政策化され10年以上のプロジェクト実績があるようですが、発想はひょっとしたら安藤氏かも知れないですね。簡単に申しますと、動物や植物の多様性を保全するために、その移動経路や生息地をつないで生態系の保護を叶えられるような通路を創ろうとの運動です。いわば動植物のスーパーハイウェイとでも申しましょうか。楽しくなってくる発想ですね。人間のスーパーハイウェィは単なる利便性ですが、彼らのそれは生存権ですよね。人間は存在するだけで害となる・・・・・・彼等の目線からはそんな判断でしょうが、まあ、それはともかくとして我々も多少は遠慮が必要でしょう。
鎌は使用しない方が良いですね。水平切りが要求されます。

損林ボランティアに所属する人間の一人として、やれる範囲の行動は取らなければ。遅まきながらようやくそんな心境に至りまして、懸案の竹藪に手をかけた次第。前置きが長いですが、早速に切り始めました。竹は鋸で水平切りにしないと後が危険です。束で切れるほどヤワでもなく、1本づつの伐倒が要求されます。何せ数量が半端ではないので作業は遅々として進みません。中腰で竹の根元を切るので腰への負担が大きいですね。5分作業して5分休み・・・・・・・・・そんな感じで気長にやっていこうと思っています。雑木林を本来の雑木林足るべく、竹林の繁茂を押さえ込みたいものです。数年間にわたって継続できたら、竹も消滅するのでは、そんな淡い期待を抱いてますが少々甘いかな。
予想通り竹藪の中はゴミだらけ、空き缶や空き瓶が多いですね。

Posted by とんび at 05:12│Comments(0)
│森のお仕事
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