2010年03月07日
雨の持尾城趾
昨日はすこぶる良いお天気で岸和田城を堪能してたのですが、本日は朝から土砂降り。まさかのまさか、誰も出動してはいないだろうと思いながら、集合地の某小学校へと走ってみると、いましたね。どうあがいても作業できないのは理解しつつも、何とか植樹できないかとの想いが、現地へと向かわせるのでしょう、山の男達です。今日はクヌギ・コナラの植栽予定日、かねてから取り組んでいる「桜とリスの森作り」事業の実施日だったのです。とある団地の広大な法面をクヌギやコナラ或いは山桜などで覆ってリスや野ウサギや狸や狐などが飛び跳ね、小鳥たちがさえずり回れるような森を作り上げよう・・・・・・・・・・・・そんな想いが動機でありましょうか。
雨中に浮かぶ持尾城趾、中央部のピークが本丸の跡地です。

作業不能なのは了解しつつも集まってきた仲間達。

途中、昨年植樹した区画に立ち寄って見ました。昨年の今頃、およそ1000本のクヌギやコナラを植え込んだのですが、大半が立派に根付いていました。ここでは伊藤先生考案の「竹筒植栽」を行っています。つまり、刳り抜いた竹筒に木炭の粉末と腐葉土を入れ苗木を植え込んだ物をそのまま法面に埋め込むのです。周囲の雑草から苗木を保護しますし、草刈り時の刈払機の被害からも守ってくれます。苗木が大きくなる頃には腐って肥料となるので、願ったり適ったりでしょうか。下記に画像をアップしておきます。植栽後1年目のクヌギやコナラの現況です。いまは雑草が少ないので良いのですが、夏場は何度もの草刈りを必要とします。
昨年の今頃植栽したクヌギやコナラの苗木達です。

せっかく集合してくれた面々ですが、雨がひどくて作業不能な状態、やむを得ませんね。一週間後に順延となり、再度のトライを試みることになりました。始めて参加してくれたとらちゃんをこのまま帰宅させるのも酷ですし、持尾城趾へと案内することに。ここはNPO法人里山倶楽部の本拠地で、梁山泊と自称しております。全国にボランティア団体は数多いでしょうが、山城が本拠地という団体はまず想定できないでしょうね。画像は雨中に浮かぶ二の丸跡です。樹木の花々が何とも言えず、地域の方々が丹精こめて手入れされてる事が理解できます。かっての城主とその一党の末裔の方々なのでしょう。ご先祖様は楠木軍団に所属された武人達だったのでしょうね。
二の丸跡地は花盛り、何世代もの人々が丹精こめられたのでしょう。

こんな城郭なら籠城も厭わないでしょうね。

ここでも仲間達が作業をやっていました。小屋に立ち寄って熱いコーヒーを頂きながら一休み。和歌山のミカン農園から持ち帰った温州ミカンがてんこ盛りとなっています。毎月、有田まで走ってミカン農園の作業を行っているチームもあるのですが、温州ミカンもどうやら最後のようですね。薪ストーブにあたりながら、しばらくゆったりした時間が流れていきます。至福の一時です。そうこうしてるうちに携帯のベルが、何でも登ってくる中途の細い道で脱輪した車がヘルプの要請だとか。作業中の仲間も全員がカッパに着替え、道具一式を担いで現場へと走ります。ここらが何とも言えない頼もしさ、人の弱みや苦難がほっとけない面々なのですね。幸いにして短時間で救出できて一安心です。
雨に濡れた体を薪ストーブと熱いコーヒーがお出迎え。

生憎の雨模様でとらちゃんには残念だったでしょうが、雨中に浮かぶ持尾城趾と仲間の姿に違った面で山仕事の楽しさが伝わったのではと勝手に了解しております。作業も良し、雨でぼんやりするのも良し・・・・・・・・・・・日々是好日。楽しく参りましょう。
本日は出番が無かったようですね。クヌギとコナラの苗木です。
雨中に浮かぶ持尾城趾、中央部のピークが本丸の跡地です。

作業不能なのは了解しつつも集まってきた仲間達。

途中、昨年植樹した区画に立ち寄って見ました。昨年の今頃、およそ1000本のクヌギやコナラを植え込んだのですが、大半が立派に根付いていました。ここでは伊藤先生考案の「竹筒植栽」を行っています。つまり、刳り抜いた竹筒に木炭の粉末と腐葉土を入れ苗木を植え込んだ物をそのまま法面に埋め込むのです。周囲の雑草から苗木を保護しますし、草刈り時の刈払機の被害からも守ってくれます。苗木が大きくなる頃には腐って肥料となるので、願ったり適ったりでしょうか。下記に画像をアップしておきます。植栽後1年目のクヌギやコナラの現況です。いまは雑草が少ないので良いのですが、夏場は何度もの草刈りを必要とします。
昨年の今頃植栽したクヌギやコナラの苗木達です。


せっかく集合してくれた面々ですが、雨がひどくて作業不能な状態、やむを得ませんね。一週間後に順延となり、再度のトライを試みることになりました。始めて参加してくれたとらちゃんをこのまま帰宅させるのも酷ですし、持尾城趾へと案内することに。ここはNPO法人里山倶楽部の本拠地で、梁山泊と自称しております。全国にボランティア団体は数多いでしょうが、山城が本拠地という団体はまず想定できないでしょうね。画像は雨中に浮かぶ二の丸跡です。樹木の花々が何とも言えず、地域の方々が丹精こめて手入れされてる事が理解できます。かっての城主とその一党の末裔の方々なのでしょう。ご先祖様は楠木軍団に所属された武人達だったのでしょうね。
二の丸跡地は花盛り、何世代もの人々が丹精こめられたのでしょう。

こんな城郭なら籠城も厭わないでしょうね。

ここでも仲間達が作業をやっていました。小屋に立ち寄って熱いコーヒーを頂きながら一休み。和歌山のミカン農園から持ち帰った温州ミカンがてんこ盛りとなっています。毎月、有田まで走ってミカン農園の作業を行っているチームもあるのですが、温州ミカンもどうやら最後のようですね。薪ストーブにあたりながら、しばらくゆったりした時間が流れていきます。至福の一時です。そうこうしてるうちに携帯のベルが、何でも登ってくる中途の細い道で脱輪した車がヘルプの要請だとか。作業中の仲間も全員がカッパに着替え、道具一式を担いで現場へと走ります。ここらが何とも言えない頼もしさ、人の弱みや苦難がほっとけない面々なのですね。幸いにして短時間で救出できて一安心です。
雨に濡れた体を薪ストーブと熱いコーヒーがお出迎え。

生憎の雨模様でとらちゃんには残念だったでしょうが、雨中に浮かぶ持尾城趾と仲間の姿に違った面で山仕事の楽しさが伝わったのではと勝手に了解しております。作業も良し、雨でぼんやりするのも良し・・・・・・・・・・・日々是好日。楽しく参りましょう。
本日は出番が無かったようですね。クヌギとコナラの苗木です。

Posted by とんび at 05:07│Comments(0)
│森のお仕事
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