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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年05月30日

苗への水撒きを

米作りは水守の仕事・・・・・・・・そう断言してもいいかも知れませんね。水が無くては米作り不可能、これだけは古今東西変わらぬ要件のようです。それは種蒔きや幼苗期から始まっており、今、まさにその期間中でもあります。苗の育苗中のため、交互に田圃を訪問しての水撒き仕事が日課でもありますね。かってプール仕様なので水やり不要とか記述してましたが、そんな甘いものではありませんでした。苗床を水平に保ってるつもりでも、実際には凸凹が生じており、水が貯まるところ貯まらないところが出来てしまいます。水やりを欠かすとたちまち苗は日干し、そんな危険性がありますね。


              苗の育苗中です。山間の棚田で実践しています。
     苗への水撒きを
          水平と思っても実際には凸凹ですね、水が均等には貯まりません。
     苗への水撒きを

苗床は小川の近くの借用地、川の流水をポンプアップできるのが唯一の利点でしょうか。なかなか風光明媚な山間部で、作業自体は環境に恵まれた遠足気分の楽しいものです。本年からは年代物ですが、動力ポンプの活用で単独でも簡単に水やりが出来ます。文明の利器は有り難いもの、大事に活用させていただきましょう。小川の水を一端タンクに貯水し、タンクから水撒きします。当然空っぽになるので、再度ポンプアップして満水にして終了・・・・・・・作業手順はこんな感じでしょうか。


               大事な水瓶です。これも廃棄物の有効利用で。
     苗への水撒きを  
                 年代物のポンプですが、今も現役で活躍中。
     苗への水撒きを
                 散水用具のあれこれ、新旧二代でしょうか。
     苗への水撒きを

エンドウ畑に隠し込んだポンプを引っ張り出しセットアップ、スターターを回すと一発で始動します。年代物とはいえ性能は確かなようです。2サイクルの小気味よい爆音を聞きながら散水開始、我々の米作りチームの分、里山倶楽部の仲間の分、まとめての水撒きです。何、ポンプでの散水ですから楽なもの、短時間で完了しますね。それにしても森の中からはホトトギスの鳴き声、作業してるのか遊んでるのかわからぬ位。何とも贅沢な時間を過ごさせていただきます。これで米の収穫に繋がるのですから、百姓仕事は辞めれませんね。


                大事な動力ポンプはエンドウ畑に隠してます。
     苗への水撒きを 

森とはいってもそう深い山々ではありません。従って流れる小川も可愛らしいもの、水量も僅かなものです。小鮒釣りしかの川・・・・・とまではいきませんね。しかも最近は堰堤や砂防堤が多いので魚の生存も危ういのでしょう。ヨーロッパ諸国ではセメントでの護岸施工を取り壊し、荒い石垣や木を植えた土手による川作りへと変更しているようです。根底には魚や諸種の生物との共存との視点が働いているのでしょうね。どこかの国の土建屋さん御用達とは発想が異なるようです。個々人が持つ哲学の相違なんでしょうか。    


              こんな防壁が至る所に、魚も遡上が出来ませんね。
     苗への水撒きを   
          流量も極めて少量です。森が細って保水力が失われた結果でしょう。
     苗への水撒きを

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Posted by とんび at 05:04│Comments(0)米づくり
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