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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年06月04日

代掻きの開始

我々の米作りチームにもとうとう農繁期がやって参りました。当分は田圃の作業に追いまくられそうです。初日の本日、場所は富田林市内のとある田圃、昨年から借用して米作りを始めた場所です。代掻きの前提としてまずはトラクターによる再度の耕耘作業、それから水入れ、そして代掻きとなります。トラクターは過日にレポートしました再生品、水漏れが激しいのが大きな特徴です。概ねの感覚では1時間で1リッター位の漏水でしょうか。従って水タンクを常備しての農作業となります。それでもマイトラクターがあるだけ有り難い事、借用の気苦労や調整が不要で助かります。


               代掻き作業が始まりました。まずは現地の耕耘から。
      代掻きの開始
                 愛用のトラクターで黙々と耕耘作業を続けます。
      代掻きの開始

田圃の中を走り回って耕耘作業が続きます。ただ大型機械の弱点でもありますが、周辺部や四隅は耕耘不能です。従って人力による補填作業が当然に要求されます。備中グワを手元にエンヤラショ・・・・・・・・・軟弱派には辛い作業です。すぐに汗まみれ、作業時間よりも休息時間の方が長いぐらいですね。かれこれ半日掛かりで耕耘作業を終了。用水路から水を導入しながら昼食とします。昼の休息時間中に全体に水が回ってくれれば・・・・・・・少々甘いようですね。

       
          悲しいがこれが現実。1時間で1リッターの消費(漏水)でしょうか。
      代掻きの開始
                       水の導入用の水路を造ります。
               代掻きの開始 

午後は水入れしながらの代掻き作業、これも主力はトラクターですが、上述のように周辺部は不能なのと取り残された島をつぶす手作業が必要です。柄振(えぶり)という農具を(当地ではトンボ又はレーキとも呼ばれる)使っての水平化作業ですね。田植え靴を履きこみ、トンボを担いで田圃のなかへ。前後左右に動かしながら、水面上に浮き出た土をならしていきます。水面下の地表面が水平でないと田植えがうまく進行出来ないのです。苗が浮き上がったり水没したり、とんでもない光景が展開されます。備えあれば憂いなし・・・・・・・・・先人の教えは今も生きていますね。

  
             水が張られると即座にセキレイやムクドリが飛来します。
     代掻きの開始
                  柄振(えぶり=トンボ)を使って島を潰していきます。
     代掻きの開始

夕暮れ時、日も傾いた頃ようやく水が満杯になり田圃もほぼ水平になったかと思われます。一面に水を張られた田圃は鳥たちにも憩いの場となるのでしょうか。作業中はムクドリやセキレイたちが飛び回っていましたが、日暮れと共に山へと去り、入れ替わりにカモと思しき水鳥が飛来しました。どうやら今夜は当地をねぐらとするようです。自然農法に近い栽培様式の田圃、水鳥たちも本能的に解るんでしょうね。ここは安心して眠れそうだと。      


       カモでしょうか、今夜のねぐらに飛来してくれました。安心感を持ったのでしょう。
     代掻きの開始 
              日も暮れました、時は7時近く、そろそろ帰宅しましょうか。
            代掻きの開始

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Posted by とんび at 05:04│Comments(0)米づくり
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