オオサカジン

  | 河内(南河内・中河内)

新規登録ログインヘルプ


金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年06月05日

再びの代掻きを

午前8時過ぎ、田圃に到着すると既に中央部にトラクターが鎮座してはった。どうやらUさんとOkさんの仕事らしい。彼等はとにかく早い、朝の5時過ぎから作業を始めるのだから。最も、ナンバーの無いトラクターが公道を走ろうと思えば、世間様に気遣ってそんな時間帯しか選択できないのだが。昨日の富田林市の田圃からそれなりの時間を掛けて自走してくれたようです。本日の田圃は千早赤阪村のとある一角、こちらは米作りを始めて数年になります。付近一帯が丁度田植えの真っ最中、水を最も必要とする季節なので、我々の田圃まで回ってくるかどうか、少々気掛かりな水加減です。


             本日も朝から代掻き作業です。ややへばり気味ですが。
     再びの代掻きを

9時過ぎには買い物等からメンバーも戻り、全員そろったところで作業開始。水を入れながら耕耘作業と代掻きとを同時並行でと願ったものの、やはり水量が少ないようです。数キロ上流の取水口まで移動、本流からの分水量を増やすように小細工します。そして水路の途中にある分岐点の水門を少しづつ絞って行きます。田圃に戻ると一気に水量が増加、作業がすみやかに捗って行きますね。水がはいったもので、土管で眠っていたイモリや沢ガニ等が飛び出してきました。大洪水の発生といった案配でしょうか。同時に昨日同様、セキレイやムクドリが大量に飛来します。耕耘作業で虫たちが飛び出してるようで、捕食のための来訪なんでしょう。


                      数キロ遡って取水口の補修に。
     再びの代掻きを   
             早速ムクドリ達が飛来しました、虫達が露出したようですね。
     再びの代掻きを 

あらましはトラクターの活躍で代掻きOKなんですが、少々は島が残ってしまいます。この島つぶしは結局人力作業、トンボを担いで田植え靴を履きこんで、田圃の中へと突進です。トンボを前後左右に動かしますと。水で柔らかくなった土が徐々に水平へと変わってくれます。やはり二日目で作業の要領を掴んできたのか、進捗度は早いようです。話が前後しますが、水の導入前に田圃には元肥を散布しておきます。「天下一肥」という商品名の化成肥料です。JA大阪南が開発した水稲専用の肥料で、1反あたり50キロの散布で充分なようです。1反につき二袋半といった分量ですね。


                  最後はトンボを持っての人力作業ですね。
     再びの代掻きを
                  これが噂の天下一肥、豊作間違いなし?
               再びの代掻きを  

夕刻4時過ぎには全ての作業が完了、やはり昨日よりは早いですね。代掻き後3~4日すれば田植えとなります。予定では来週の週明け位かな。田植え、補植、除草剤散布、草抜き・・・・・・・・・・等々で真夏となりますか。炎天下での草抜きはかなりきつい作業となります。我々の米作りは1回のみ除草剤使用のいわゆる低農薬農法です。これが流行の「無農薬・無化学肥料栽培」ですと、収量の著しい低下と炎天下の草抜き作業を強要され、体力強健・意思堅固な若者であっても倒れてしまうような重労働となります。栽培法は個人の好みですから何とも言えませんが、我々のような軟弱派には耐えられない農法ですね。     


             昨日よりは要領よくなりました、4時にて完了。大分早い。
     再びの代掻きを 
              仕事の結果をご覧下さい、島は全く残っていないでしょう。
     再びの代掻きを

同じカテゴリー(米づくり)の記事画像
ぼやき話も出ますわな
トラクターは何処へ(2)
トラクターは何処へ(1)
小さな商いを
脱穀作業が花盛り
戦い済んで日が暮れて
同じカテゴリー(米づくり)の記事
 ぼやき話も出ますわな (2010-12-14 05:07)
 トラクターは何処へ(2) (2010-12-04 05:10)
 トラクターは何処へ(1) (2010-11-30 05:05)
 小さな商いを (2010-11-23 05:03)
 脱穀作業が花盛り (2010-11-13 05:14)
 戦い済んで日が暮れて (2010-11-04 05:13)

Posted by とんび at 05:08│Comments(0)米づくり
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。