オオサカジン

  | 河内(南河内・中河内)

新規登録ログインヘルプ


金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年09月14日

泥田の中を這いずり回れば

3日ほど前から田圃の水を止めている、チームリーダーU氏の指示によるものだ。水が一番欲しいときに何故との疑問をお持ちだろうが当然でしょうね。実は農薬を殆ど使用しない為に雑草が蔓延っているのだ。水の中にはいって抜いたらとお考えだろうが、どっこいそう簡単ではないのですね。水を張った田圃は沼地のようで、田靴をはいても足を取られ、バランスを取りながら歩き回るのは極めて困難なんです。従って水を抜き乾燥させてから田圃の中にとなった次第。さすがに田圃の中は歩きやすくて作業が効率的ですね。

 
                泥田の中を這いずり回って雑草を刈り取ります。
     泥田の中を這いずり回れば  
              結構有るんですよ、田圃を1列回ると小脇一杯に。
     泥田の中を這いずり回れば

難点は稲穂が大きくなってるので、株元の細かな雑草は刈り取れないこと。稲穂以上に伸びたヒエ等が中心となります。無論出来る範囲でコナギや仮称イグサモドキも刈り取りますが。田圃の端から列の順を追って歩きます、雑草を探し刈り取りながらの進行ですので、遅々たるものです。稲穂が目に当たって傷つける可能性もあります。無論、全員が防御用のサングラスなりを着用してますが、隙間から入り込むので油断は出来ませんね。足かけ二日かけて赤阪の田圃はヒエ等を処分しました。最後の決め手は刈り取ったヒエ等を放置しないことです。乾燥させて必ず焼却処分しておかないと種が飛んで繁殖を始める可能性があります。


          これが噂の雑草たち。ハート形がコナギ、細長いのがイグサモドキ。
     泥田の中を這いずり回れば
             稲穂によく似ていますがヒエです。かっては食用だった。
     泥田の中を這いずり回れば

農作業で一番気を遣うのがこの雑草処理、といいますのは種が拡散して付近の農地を浸食する可能性が非常に高いからです。当然、近隣の農家からは非常に嫌悪され、どうかすると出入り禁止の措置を執られかねません。事が大きくなる前に自己判断で対処しておくべきでしょうね。そうでなくとも雑草が繁茂しますと、肥料分が雑草に吸収されて作物の育ちが悪くなりますよね。追肥をたくさん散布するより雑草を抜く方が先決でしょう。

           腰が痛いとぼやきつつも先輩方は仕事熱心、さすが戦前派?
     泥田の中を這いずり回れば
              田圃の中にはカマキリとバッタがやたらと多いですね。
     泥田の中を這いずり回れば
              稲刈り機の走行を考慮して畦道も刈り取っておきます。
     泥田の中を這いずり回れば

雑草処分が終わったら又水を流しておきます。もうしばらくは水中での生育が必要なようです。無論、稲刈り直前になりますと又田圃を乾燥させてコンバインやハーベスターが走行出来るような環境を作り上げます。もうかれこれ1ヶ月程度でしょうか。早いところでは新米を食べているとの話も聞きますが、当地では今月末から来月初め位が一般的でしょうか。そして来月中旬、豊作と収穫への感謝を込めた秋祭りです、地車の登場ですね。       
 

             大仕事が完了しました。餅米も収穫OKのような色合いですね。
     泥田の中を這いずり回れば


同じカテゴリー(米づくり)の記事画像
ぼやき話も出ますわな
トラクターは何処へ(2)
トラクターは何処へ(1)
小さな商いを
脱穀作業が花盛り
戦い済んで日が暮れて
同じカテゴリー(米づくり)の記事
 ぼやき話も出ますわな (2010-12-14 05:07)
 トラクターは何処へ(2) (2010-12-04 05:10)
 トラクターは何処へ(1) (2010-11-30 05:05)
 小さな商いを (2010-11-23 05:03)
 脱穀作業が花盛り (2010-11-13 05:14)
 戦い済んで日が暮れて (2010-11-04 05:13)

Posted by とんび at 05:10│Comments(0)米づくり
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。