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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年02月23日

哲学の小道

マイ農園は車を降りて、細い急な山道を200メートル程下った谷間にある。セイタカアワダチやクズなど大きめの雑草に覆われ通りにくかった。この冬、一念発起して刈払機やナタを振り回しきれいに刈り上げた。そうなると花や木々でも植えようか、となるのが人情である。とりあえず、雑草を燃やした灰を入れ込み、植樹の準備をやっている。桜、できれば山桜を植えたいのだ。        
                                                                                                                   
                             
       哲学の小道     

                           
 
田圃や畑は、労働の場であると共に思索の場でもある。鍬や鎌を動かしながら、そよ風に吹かれて思いを巡らすのが実に爽快だ。鈍いアタマも冴えてくる。血の巡りが次第に快活となるからだろう。そうした田畑に向かうには、やはり桜吹雪の小道を、なれぬ歌でもうたいながら、のんびりと歩きたいものだ。                                                                                                                                                                
   

哲学の小道  

 この小道の片側に、10カ所ほどの穴を掘った。桜の植樹用である。今年は1年かけて土作りをやる予定だ。まずは灰の仕込み、それに蛎殻や油かすなども埋め込んでおきたい。1年の時間が、土と肥料とをしっくりなじませてくれるはずだ。肥料は多すぎてもダメだが、少なくても具合が悪い。加減が難しいのだ。












樹木の育成には時間がかかる。山に植えた檜は、三代100年でようやく伐採が可能となる。腰を落ち着けて、次の世代に引き継ぐ予定で樹を植える。気のながーい話である。











思索の場である田畑にむかう道、桜吹雪に囲まれながらのんびりと歩ける道、時にはメジロやウグイスなどがさえずりだしてくれる道、タンポポや野アザミなどが咲き誇る道・・・・・・・・・・・・・そんな小道が出来上がったらどんなにか素敵だろう。そうだ、京の都に習い、この道を哲学の小道と名付けよう。


哲学の小道 哲学の小道

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Posted by とんび at 06:07│Comments(0)森のお仕事
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