オオサカジン

  | 河内(南河内・中河内)

新規登録ログインヘルプ


金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年03月20日

炭窯の新設ー3

さて番線を張り終わったら、窯の形を作る為の型枠が必要です。これは炭材を兼ねた廃棄処分の松で代用します。番線の高さ位に切断し、窯となる内側に次々と立て込んで行きます。いわば松で窯の形を作り、その上に粘土をかぶせて行くという手法です。


        炭窯の新設ー3


松の木を適度な長さで切断していきます。廃棄処分の松なので重量も軽く、スカスカした状態の炭材です。もっとも窯を暖め、粘土を乾燥させるのが主たる目的なので材質は問いません。


炭窯の新設ー3  炭窯の新設ー3


ハジメちゃんも頑張って作業してます。本日の一番若手かな。炭材から、出張っている枝打ちのあと等を整序しているところです。これをやらないと、炭材を隙間なく詰め込むのが困難となります。
               

                  炭窯の新設ー3


窯の奥の方から順番に松を積み込んでいきます。隙間がなきように詰め込むのは、かなり熟練の技が必要です。この道9年のInさんが頑張っています。

  
           炭窯の新設ー3


炭材を程よく詰め込んだら、上部をほぼ水平にしていく必要があります。この上に木っ端(木片)やナル(小枝)を積んで形を整えるのですが、水平がとれてないと隙間が生じ、粘土が落ち込んでいびつな形の窯となってしまいます。Inさんのチェーンソー技が光ります。


炭窯の新設ー3   炭窯の新設ー3


今年炭焼きに初参加したMさんも必死でチェーンソーを使い込んでいます。なかなか熱心です。朝は誰よりも早く出勤してました。「何でこんな泥臭いことに興味を持ったん」と聞くと、「木が燃えている炎を見ると、心がとても安らぐ」のだとか。火遊び大好きな乙女のようだ。消防署員を大活躍させないように、と密かに願っている。



        炭窯の新設ー3

同じカテゴリー(森のお仕事)の記事画像
斜面に取り付く仕事師たち
桜とリスの森へ
栗の木を見上げて
水源の森を訪ねて
植樹と育樹
事業部の活躍
同じカテゴリー(森のお仕事)の記事
 斜面に取り付く仕事師たち (2010-12-20 05:05)
 桜とリスの森へ (2010-12-07 05:13)
 栗の木を見上げて (2010-09-13 05:04)
 水源の森を訪ねて (2010-09-12 05:10)
 植樹と育樹 (2010-08-29 05:05)
 事業部の活躍 (2010-06-22 05:09)

Posted by とんび at 05:40│Comments(0)森のお仕事
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。