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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年07月27日

岩湧の森ー1

南河内の最南端に岩湧山が存在します。和歌山との府県境を構成する山で、かっては修験道の道場として栄えた所です。標高は897メートルでそう高くはないのですが、山頂は茅場となっており眺望がとてもいい場所です。今回はここの北中腹にある岩湧の森を訪ねて見ました。大阪府と河内長野市で整備され、キャンプ場などもあって青少年活動などに利用されているようです。本日は岩湧寺を紹介しましょう。

     岩湧の森入り口。河内長野の市街地から細い九十九折りの山道が・・・・・・・。
岩湧の森ー1

南海電車の三日市駅前から旧村へとはいっていきます。道は次第に細くなり九十九折りへと変わっていきます。できれば軽自動車かバイクのほうがいいでしょうね。約20~30分位で到着です。駐車場もあり、キャンプ場向けなのか相当な台数が駐車可能なようです。

                     岩湧寺の本堂
岩湧の森ー1

このお寺は、いわゆる役行者の創設と伝えられており、かっては天台密教に所属していたようですが、最近は念仏宗に帰属されているようです。巨大な杉林の中にあり、鬱蒼とした雰囲気はいかにも密教系の寺院といったたたずまいですね。楓類の樹木も多く、紅葉の時は鮮やかな色彩を期待できるようです。

      六地蔵のお出迎え                        多宝塔
岩湧の森ー1  岩湧の森ー1

寺内には鬱蒼たる杉の巨木やシャクナゲ、あじさい等の樹木が多々みられます。大切に育てられてきたのでしょう。シュウカイドウの大群落もみごとでした。ここを訪ねたら是非にご覧になってください。

           樹齢400年と伝えられる杉の巨木。圧倒されますね。
岩湧の森ー1

シュウカイドウの大群落がありました。この花はベゴニアの仲間だそうで元々は中国南部からマレー半島あたりに自生する花だそうです。
江戸時代に日本に持ち込まれ、以降、栽培されてきたようですね。初秋に淡紅色の小さな花を咲かせるようで、開花期に再度訪れたいものです。少々湿気を好むようで、ひんやりとしたやや明るい場所に群生するようですね。当地もぴったりの場所でした。
 
岩湧の森ー1 

岩湧の森ー1

岩湧寺を裏門からみたところです。なかなか趣のある素敵なお寺さんですね。どんな住職さんが住まれておられるのやら。その裏門では重要文化財に指定されたみごとなカヤの樹が門番をしてくれてました。

岩湧の森ー1

岩湧の森ー1

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Posted by とんび at 05:13│Comments(2)里山に遊ぶ
この記事へのコメント
♪ 岩湧の空 雲もなく 光あふれる教室に・・・
子供たちが通った、河内長野市立小山田小学校の校歌です。

シュウカイドウは湿り気のあるところを好みますね。
やさしい薄物色の花が枝垂れて咲く様子が目に浮かびます。

そしてカヤの木。
カヤの実は、炒って食べると美味しいですね!
Posted by 森のどんぐり屋 at 2008年07月27日 07:59
かってお住まいだったということで、よくご存じのようですね。金剛山中心で岩湧山へはあまり行きませんが、茅場の素敵ないい山です。岩湧寺から1時間程度で登れる手軽さも魅力でしょうか。

シュウカイドウは開花期に再度訪問するとして、カヤの樹に食べれる実がなるのですね。世界で一番おいしい木の実がカヤの実との説もあるようですが、残念な事に食した経験がありません。少年期の山での食べ物は椎の実や篠栗或いはヤマモモや野イチゴなどでした。

南河内も奥地の方はまだ手つかずの自然が残っておりますよ。機会がございましたら是非お訪ねください。住まれておられた頃の面影は残っているかと思いますが。
Posted by とんびとんび at 2008年07月27日 13:43
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