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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年09月20日

イノシシ大学

ニュース記事で面白いものを見つけました。題して、イノシシ大学。なんでもイノシシの被害に困り抜いた行政が、イノシシ対策の専門家養成に乗り出したとか。事はそこまでせっぱ詰まっているのです。わが「とんびくらぶ」も被害に遭遇しています。栗の実が食いつぶされ収穫が落ちた話は数日前に報告しました。まずは毎日新聞の記事をご覧下さい。

          イノシシ対策を協議中です。南河内でも困っています。
イノシシ大学





        △△△△△△△△  毎日新聞記事を転載  △△△△△△△△


イノシシ大学:県北で増加する農作物被害対策学ぶ--佐世保 /長崎

 ◇専門家がインストラクター育成
 イノシシによる農作物被害の軽減策を学ぶ「イノシシ大学」がこのほど、佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで開講した。県や同市など県北3市7町と農協などでつくる「県北地域イノシシ等防除対策協議会」の主催。来年3月まで、月1回専門家が講義し「イノシシ対策インストラクター」を育成する。

 初回は、同協議会員や猟友会員、農家、イノシシに関心のある県北地域の住民ら60人が参加した。講師は県農政課の嘱託職員で鳥獣対策専門員の小寺祐二さん。「イノシシはどのように増えるのか」をテーマに、グラフや図を用いて分かりやすく解説した。

 今後は、イノシシ対策としての防止柵設置や捕獲技術などを学ぶ。一定の出席回数がありテストで及第点を取った人がインストラクターとして認定され、イノシシ被害で困っている農家などに適切な指導を行う。

 県県北振興局によると、県北地域のイノシシによる農作物被害は年々増加傾向にあり、07年度の被害額は9246万円(県全体では2億990万円)。住民を対象に長期のイノシシ対策の講義を開講するのは全国的にも珍しいという。【山下誠吾】

毎日新聞 2008年9月17日 地方版
  

       △△△△△△△△△   ここまで転載     △△△△△△△△△


                   イノシシの専用道路 ?イノシシ大学

さてこのイノシシ対策だが、ライフルで仕留めるのが確実だろうが、銃器はないし取り扱いも経験なし。しからば罠をしかけて・・・・・との発想になるのだがこれも簡単ではなさそうだ。冬場に里山倶楽部の猛者が竹で罠を作って捕まえようと試みたがうまくいかなかったようだ。それともう一つは法律の問題。法治国家の国民としては法を無視できない。調べてみると、鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律、という長ったらしい名称の法律が平成14年に制定されている。ここで狩猟免許という規定があり、なんとわなで仕留める方法も免許が必要とのこと。えらいこっちゃ。


免許のない人間はどうするか。中山間地の農園で一般的に取られている方法、すなわち (1)トタン板で囲む (2)電気柵の使用 (3)ネットを張る (4)猟犬等の活用・・・・・・・・・位だろうか。対症療法に過ぎない気もするが、他に適当な方法論も見つからない。基本的には彼らが山で暮らしていければ一番良いのだが。イノシシは雑食性だが植物性の食を好む。具体的には植物の地下茎や木の実或いはタケノコなどだ。こうした食物が山に豊富であれば、彼らも危険を冒してまで里には下りてこないはず。従前はきちんと棲み分けが為されていたのだ。根本的原因は戦後の一斉造林、すなわち雑木林を切り払い、杉や檜を全面的に植えた事にあるのではなかろうか。




      我々のフィールド。独立系の森なのに、ここもシシたちの蹂躙場と化するのか。イノシシ大学



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Posted by とんび at 05:11│Comments(0)里山に遊ぶ
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