2008年09月23日
花の文化園を訪ねて
あまりご縁のある施設とは言えないが、創設記念日ということで無料開放となり、久方ぶりに訪問してみました。岩湧山の麓の雑木林に広がる植物園で、例の橋下知事の過激発言の対象ともなった施設の一つです。この方、なかなかユニークでやり手のようですが、現世的な即物的メリットが見えないものには、興味も関心も投資もなさらない御仁のようです。小生は、「無駄の効用」を、もっと高く評価したいと思っています。それはさておき、ここは多数の無名のボランティアによって支えられている事を知りました。確かにわずかなスタッフでは、植物の管理など到底不可能でしょう。即物的な効果が見えてこないものにも、高い価値を認める方々がたくさんおられるようです。
名前はなんと言うのでしょう。来訪者を出迎えてくれる衛兵君のようです。
この施設は長崎の造園家石原和幸氏のプロデュースによるものだそうです。石原氏といえば国内より海外で著名な若手造園家ですね。世界に集う人々から花と緑の輪が広がることを願って・・・・・・・・・・・との理念から設計された模様です。確かに園内を散策すると心と体が解放され、ホッとするような癒しの空間が広がっています。小雨まじりの来訪者が少ない折に、傘でもさしてのんびり歩く・・・・・・そんな訪問もいいかもしれないですね。
名は不明ですが艶やかな花々です。温室にて。
こんなほほえましい光景も。孫と一緒の一休みみたいですね。
広場では大道芸人によるパフォーマンスが始まっていました。子ども達が大喜びです。聞くところによれば、園でも来訪者を増やそうとあの手この手のプログラムを用意されているようです。ドングリの絵付け教室や盛り花作成のミニ教室等も開かれていました。図書室や休息室それにレストラン等もそろっており、家族連れで一日のんびり遊べそうです。帰路には地場産の野菜類をお土産に・・・・・・というのも良さそうですね。
巨大カボチャの大集団。味は不明
ですが展示品としては最適ですね。
温室内は南国ムードですね。中南米
からの来訪者なのかな。
石原和幸氏のプロデュースによるものをボランティアの方々によって制作された「世界で一番美しい緑の壁」です。