2009年06月09日
山猿のUSJ騒動記
生息地は標高100メートルから500メートル位、いわゆる中山間地域と呼ばれる一帯がそうである。海抜数メートルのマチ(大都会)に降りることは滅多にない。まれに山里で買い物する位で、大半は森の中か畑の中だ。家人に言わしめると世捨て人、世間知らず、変人・奇人・・・・・・・の類だそうな。従ってマチでどんなものが流行っているのか、どんな風俗が存在するのか皆目想像もつかない。ましてや、テーマパークとか遊園地とかいった施設には全く関心がなく、何処にどんな施設が存在するのか何をやっているのか、異邦人の世界みたいなものであろう。あまりの事に家人が危ぶみ、せめて近場のUSJ位は覗いておきなさいよとの忠告で、久方ぶりに護衛付きでマチへと降りることに。
西九条の駅構内です。専用電車みたいな色彩ですね。

お若いカップルには最適な場所かも知れません。夢と夢の世界でしょう。

大阪はご存じのように北と南に二極化した繁華街が存在する。USJなる施設は南から環状線に乗り、西九条で乗り換えてUSJへとたどり着くそうだ。西九条で乗り換えた電車が又すごかった。カラフルでどぎつい色彩のもろアメリカ人好みといったカラーである。揺られて数分、駅を降りるとものすごい人の波、ほとんどの方がUSJお目当てであろう。駅前広場ではモンキー君の大道芸が披露されており、あまりの見事さにご祝儀をはずんでしまった。ゲートにたどり着くと入場料の高いこと、1日チケットで5800円夕方からでも4200円、中での飲食やお土産等を勘案すると一人あたりの消費金額は最低でも1万円以上となるだろう。人数を乗じるといかほどの金額となるやら。これぞアメリカ方式の集金術であろうか。なんとかファンドに負けず劣らずの経営手腕なのかも知れない。
竹馬に乗ったままでの高飛びです。相当な熟練技でしょう。

中に入るとど派手な色彩や英語の乱発(あたりまえか)で全くの異空間。もっともこの点がお若い方にはお好みとみえ、アベックや家族連れの方々はすべからく楽しそうだ。非日常の世界を堪能しまっくってるといった印象。それにしても物を食べながら街頭を歩く文化というのは我が国にはなかったと思うのだが、いつの間にか刷り込まれてしまったようだ。同じ敗戦国ではあってもドイツとはかなりの相違があるようですね。新しい物を取り入れ咀嚼し我が物とする技は日本人の得意とする領域ですが、反面、伝統や固有文化をないがしろにするといったマイナス面もきついようです。和魂洋才といったスローガンが掲げられましたが、いかがなもんでしょうか。場内はアメリカの街並みを再現したような作りで、一部パネルとペイントでごまかしてる部分もありましたが相対に立派に作られています。200年ほどの歴史しかないアメリカですが、伝統的街並み保存地区と言われても通用するような構成です。まっ、中は何処も同じでレストランかお土産屋さんではありますが。

内部のあまたの施設ではミュージカルや各種のシューや映像描写などで観客を楽しませる仕掛けのようです。数カ所を覗いてみましたが、大音響のスピーカーに圧倒され辟易して退散しました。音と映像とアクションで観客を陶酔状態に落としめるのが手法なのかもしれませんが、逆効果が発生するのも検討したほうが良いかも知れませんね。内部の物価は相対に高めです。昔は外の店舗へと出入り可能だったようですが、現在は年間パスの保有者以外は認められていないようです。飲食は外で済ませて入場するのが得策かもしれないですね。
夕闇がせまり街灯にも点火されたようです。

ここで一番なのは夜間のパレードでしょう。午後8時の開演です、海風がきついので薄いカーデガンなど持参した方がいいようです。5分くらいで通り過ぎるのかと想像してましたが何のその、延々と続いてなかなか最後尾とはなりませんでした。しかもデコレーションをちりばめた地車(?)みたいなのが全部異なった仕様で、ダンサーが付き添って踊りながら行進する様は圧巻です。このパレードを見るだけで入場した価値があるのかもしれませんね。たくさんの家族連れが興奮した面持ちで眺めていました。幼い子ども達にとっては夢の世界なんでしょう。何枚かの画像で紹介しておきます、具体的には現場でご覧になって下さい。




ゲートを出たのは午後9時過ぎだったと思います。小腹も空いたので近くのラーメン屋にはいり菜々麺とたこ焼きを頂くことに。ここらは、もろオオサカジンといった案配ですね。おもしろいのは、たこ焼き専門店がズラリと並んだ横町街を結成していること、呼び込みの激しさも並ではないようです。半日以上もUSIをうろつき回って感じたこと、とにかくアメリカ仕様の典型といった総合印象でしょうか。確かに企画がうまく演出も巧みで観客を飽きさせないような工夫が至る所に見られます。資金投下も相当なものでしょう、凝った作りには手間暇が相当かかっているようです。関係者の方々の努力には敬意を払いますが、じゃあ、リピーターになるかと問われれば ? と答えざるを得ないようです。何と言いますか、うまく表現出来ないのですが、素の文化と塗りたくりの文化との違い・・・・・・・・とでも言うのでしょうか。照明を付けて照らし出して美を見つける事と、月明かりの微かな陰影の中で美を感じ取る事との感性の違いとでも申しましょうか。山猿には山猿に似合った世界があるようです、やはり標高100メートル以上の中山間地域でしか生息できない動物なようですね。
菜々麺です、チャンポンと似てますね。

たこ焼きやさんの横町街です、大阪らしい風景ですね。

西九条の駅構内です。専用電車みたいな色彩ですね。

お若いカップルには最適な場所かも知れません。夢と夢の世界でしょう。

大阪はご存じのように北と南に二極化した繁華街が存在する。USJなる施設は南から環状線に乗り、西九条で乗り換えてUSJへとたどり着くそうだ。西九条で乗り換えた電車が又すごかった。カラフルでどぎつい色彩のもろアメリカ人好みといったカラーである。揺られて数分、駅を降りるとものすごい人の波、ほとんどの方がUSJお目当てであろう。駅前広場ではモンキー君の大道芸が披露されており、あまりの見事さにご祝儀をはずんでしまった。ゲートにたどり着くと入場料の高いこと、1日チケットで5800円夕方からでも4200円、中での飲食やお土産等を勘案すると一人あたりの消費金額は最低でも1万円以上となるだろう。人数を乗じるといかほどの金額となるやら。これぞアメリカ方式の集金術であろうか。なんとかファンドに負けず劣らずの経営手腕なのかも知れない。
竹馬に乗ったままでの高飛びです。相当な熟練技でしょう。

中に入るとど派手な色彩や英語の乱発(あたりまえか)で全くの異空間。もっともこの点がお若い方にはお好みとみえ、アベックや家族連れの方々はすべからく楽しそうだ。非日常の世界を堪能しまっくってるといった印象。それにしても物を食べながら街頭を歩く文化というのは我が国にはなかったと思うのだが、いつの間にか刷り込まれてしまったようだ。同じ敗戦国ではあってもドイツとはかなりの相違があるようですね。新しい物を取り入れ咀嚼し我が物とする技は日本人の得意とする領域ですが、反面、伝統や固有文化をないがしろにするといったマイナス面もきついようです。和魂洋才といったスローガンが掲げられましたが、いかがなもんでしょうか。場内はアメリカの街並みを再現したような作りで、一部パネルとペイントでごまかしてる部分もありましたが相対に立派に作られています。200年ほどの歴史しかないアメリカですが、伝統的街並み保存地区と言われても通用するような構成です。まっ、中は何処も同じでレストランかお土産屋さんではありますが。

内部のあまたの施設ではミュージカルや各種のシューや映像描写などで観客を楽しませる仕掛けのようです。数カ所を覗いてみましたが、大音響のスピーカーに圧倒され辟易して退散しました。音と映像とアクションで観客を陶酔状態に落としめるのが手法なのかもしれませんが、逆効果が発生するのも検討したほうが良いかも知れませんね。内部の物価は相対に高めです。昔は外の店舗へと出入り可能だったようですが、現在は年間パスの保有者以外は認められていないようです。飲食は外で済ませて入場するのが得策かもしれないですね。
夕闇がせまり街灯にも点火されたようです。

ここで一番なのは夜間のパレードでしょう。午後8時の開演です、海風がきついので薄いカーデガンなど持参した方がいいようです。5分くらいで通り過ぎるのかと想像してましたが何のその、延々と続いてなかなか最後尾とはなりませんでした。しかもデコレーションをちりばめた地車(?)みたいなのが全部異なった仕様で、ダンサーが付き添って踊りながら行進する様は圧巻です。このパレードを見るだけで入場した価値があるのかもしれませんね。たくさんの家族連れが興奮した面持ちで眺めていました。幼い子ども達にとっては夢の世界なんでしょう。何枚かの画像で紹介しておきます、具体的には現場でご覧になって下さい。




ゲートを出たのは午後9時過ぎだったと思います。小腹も空いたので近くのラーメン屋にはいり菜々麺とたこ焼きを頂くことに。ここらは、もろオオサカジンといった案配ですね。おもしろいのは、たこ焼き専門店がズラリと並んだ横町街を結成していること、呼び込みの激しさも並ではないようです。半日以上もUSIをうろつき回って感じたこと、とにかくアメリカ仕様の典型といった総合印象でしょうか。確かに企画がうまく演出も巧みで観客を飽きさせないような工夫が至る所に見られます。資金投下も相当なものでしょう、凝った作りには手間暇が相当かかっているようです。関係者の方々の努力には敬意を払いますが、じゃあ、リピーターになるかと問われれば ? と答えざるを得ないようです。何と言いますか、うまく表現出来ないのですが、素の文化と塗りたくりの文化との違い・・・・・・・・とでも言うのでしょうか。照明を付けて照らし出して美を見つける事と、月明かりの微かな陰影の中で美を感じ取る事との感性の違いとでも申しましょうか。山猿には山猿に似合った世界があるようです、やはり標高100メートル以上の中山間地域でしか生息できない動物なようですね。
菜々麺です、チャンポンと似てますね。

たこ焼きやさんの横町街です、大阪らしい風景ですね。

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Posted by とんび at 05:16│Comments(0)
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