2009年06月26日
小さな観察
例によって里山を歩き回っているさなかに、おもしろい物を二つほど見つけましたのでご紹介しましょう。まずは一つ目、急斜面のスイカ君です。棚田の跡地を畑にしてますが、その一枚がスイカ畑なんです。無論、狭い棚田のことスイカにとっては窮屈な世界なんでしょう。四方八方にツルを伸ばし好き勝手にわが領土を広げております。それはいいのですが、よりによって、急な傾斜地の法面で実を付けておりました。草刈りの最中に偶然発見したのですが、早めの発見でよかったです。昨年は気づくのが遅れ、自重でツルが切れて法面を転げ落ちた事例が数件ありました。早速に竹でストッパーを作り、転落防止の柵とします。これだけで充分にスカイの重さを支えてくれます。カラスに見つからないようカモフラージュの雑草をかぶせておきましょう。
急な斜面にぶら下がってます。急いで竹の転落防止柵を。

平地部分があるのだから、ここで実を付けたらと思うのですが、彼には彼の事情があるのでしょうか。斜面で結実する事例が多いのですね。竹柵を多めに準備しとかないといけないようです。これがカボチャですとツルが強いので何の心配もないのですが、スイカは自重の割にツルが弱いですね。スイカは元々が砂漠の野菜、急傾斜地での生育なんぞ想定してないのでしょう。我が国に伝えられたのは室町時代というから、数百年の歴史があり、いいかげんに棚田に適応してくれたらと願っているのですがそうもいかないようですね。
スイカ畑です。ツルが四方八方に伸び放題ですね。竹は苗の植え付け地。

スイカ栽培はKさんの得意技の一つなんですが、彼は人工授粉を実施しておられます。いわゆる絵筆状の用具で雄花の花粉を雌花に塗ってあげるのですね。残念ながら小生には雄花と雌花の区別がつきません。この手の役割はもっぱら蝶や蜂に委託しておりますので、ハイ。
これは雄花でしょうか雌花でしょうか、小生には判別不能です。

続いて二つ目はクワイの栽培です。おせち料理でおなじみかと思いますが、本来は水田で栽培される水生多年草です。これを師匠はなんと田圃への用水路で栽培しておられるのです。確かに水分は豊富で申し分はないのですが・・・・・・・・・・・。大阪では少々小ぶりの吹田クワイが有名ですが、栽培量はごく僅かなようです。市場に出回るのは大半が広島産のようですね。クワイの塊茎が芽が出てるように見えることから、「芽が出る」との評価を生み、縁起物としておせちで重宝されるようですね。
用水路栽培のクワイです。師匠の得意技かな。水が綺麗でしょう。

幅50センチ位の用水路に延々と続きます。

クワイの食感はサトイモみたいでそんなにおいしいとは感じませんが、好みの問題でしょう。それよりもやはり正月の縁起物としての色彩が強いようですね。それにしてもご先祖様達は、季節ごとに自然の恵みを頂きながら、感謝して日々の暮らしを営んでこられたのでしょう。
最近のニュース、コンビニの賞味期限切れ直前の弁当類を安売りではなく無理矢理に廃棄処分させるチェーン本部の圧力に公取委が待ったをかけたとか・・・・・・食品それも大半を輸入に頼っているというのに、こうした販売方法がまかり通ることに憤りを感じます。「モッタイナイ」は日本発の世界用語となってる時代ですのに、経営者の猛省を促したいですね。
我々が出来うる抗議手段は、コンビニでは買い物しないということでしょうか。
急な斜面にぶら下がってます。急いで竹の転落防止柵を。

平地部分があるのだから、ここで実を付けたらと思うのですが、彼には彼の事情があるのでしょうか。斜面で結実する事例が多いのですね。竹柵を多めに準備しとかないといけないようです。これがカボチャですとツルが強いので何の心配もないのですが、スイカは自重の割にツルが弱いですね。スイカは元々が砂漠の野菜、急傾斜地での生育なんぞ想定してないのでしょう。我が国に伝えられたのは室町時代というから、数百年の歴史があり、いいかげんに棚田に適応してくれたらと願っているのですがそうもいかないようですね。
スイカ畑です。ツルが四方八方に伸び放題ですね。竹は苗の植え付け地。

スイカ栽培はKさんの得意技の一つなんですが、彼は人工授粉を実施しておられます。いわゆる絵筆状の用具で雄花の花粉を雌花に塗ってあげるのですね。残念ながら小生には雄花と雌花の区別がつきません。この手の役割はもっぱら蝶や蜂に委託しておりますので、ハイ。
これは雄花でしょうか雌花でしょうか、小生には判別不能です。

続いて二つ目はクワイの栽培です。おせち料理でおなじみかと思いますが、本来は水田で栽培される水生多年草です。これを師匠はなんと田圃への用水路で栽培しておられるのです。確かに水分は豊富で申し分はないのですが・・・・・・・・・・・。大阪では少々小ぶりの吹田クワイが有名ですが、栽培量はごく僅かなようです。市場に出回るのは大半が広島産のようですね。クワイの塊茎が芽が出てるように見えることから、「芽が出る」との評価を生み、縁起物としておせちで重宝されるようですね。
用水路栽培のクワイです。師匠の得意技かな。水が綺麗でしょう。

幅50センチ位の用水路に延々と続きます。

クワイの食感はサトイモみたいでそんなにおいしいとは感じませんが、好みの問題でしょう。それよりもやはり正月の縁起物としての色彩が強いようですね。それにしてもご先祖様達は、季節ごとに自然の恵みを頂きながら、感謝して日々の暮らしを営んでこられたのでしょう。
最近のニュース、コンビニの賞味期限切れ直前の弁当類を安売りではなく無理矢理に廃棄処分させるチェーン本部の圧力に公取委が待ったをかけたとか・・・・・・食品それも大半を輸入に頼っているというのに、こうした販売方法がまかり通ることに憤りを感じます。「モッタイナイ」は日本発の世界用語となってる時代ですのに、経営者の猛省を促したいですね。
我々が出来うる抗議手段は、コンビニでは買い物しないということでしょうか。
Posted by とんび at 05:12│Comments(0)
│里山に遊ぶ
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